selector spread WIXOSS タマ・イオナ・るう子の正体についての考察(8話終了時点)
考察…というと大仰だし、ほとんど妄想に近い推測なのですが、selector spread WIXOSS第8話「この世界は私物」においてイオナ・タマ・繭の過去が語られたので、彼女たちと、るう子の正体について色々と考えてみました。正直、結論みたいなものは全然出てないです。
※ネタバレ記事なので未見の方はご注意を※
二人を生み出したのは繭。彼女の願いは?
選択する事の許された全ての少女(selector)達への復讐。
その繭の願いを叶えてくれるのはシロとクロの二人…。
というのが8話で開示された情報。
では、確定情報が比較的多いクロからまず見ていく。
■闇の少女クロについて
「皆を不幸にするため、永遠に戦い続ける。それがあなた。闇の子の運命」
ここではシロは眠っており、繭がクロに向かって二人きりで話をしている。
外界の少女の元へと送られたクロ。バトルに勝ち続け、人間と何度も入れ替わることでセレクター・ルリグを増やし続けた。しかし、繭は彼女の働きに満足していなかったのか、バトルサイコのウリスを伊緒奈(クロ)の所へと送りつける。
ウリスと出会ってバトルを続ける内に、ウリスのバトル狂に染まっていったのか、バトルに生きがいを見出していく伊緒奈(クロ)
その後は我々視聴者が分かる範囲でも、モデル浦添伊緒奈として雑誌などを使ったウィクロス布教活動を活発に行ったり、タワーでセレクターを集めたバトル大会を開いたりと、繭の願いに沿う形であれこれ奮闘。
るう子に出会った時に、「願いの無いバトルは冒涜」であると少し無感情に告げているのは、「繭の願いへの冒涜」であるという"クロ"としての責務から……?
晶に対して「セレクターバトルを汚して欲しくない」と、めずらしく不快感を露わにしていたのはどちらかと言えばバトルに生きがいを見つけた浦添伊緒奈の感情が大きいのだろうか……?
おそらくだが、クロは勝ち続ける事が宿命付けられていたのだと思う。
このシーンでも「あなたの願いはクロが叶える」と繭も言っていたし、基本的にクロは「皆を不幸にするため、永遠に戦い続ける」ために勝ち続けなければならない存在なのだろう。
(そして、その宿命が揺らいだ第8話においてイオナは「敗北」を喫した)
しかし、「皆を不幸にするため、永遠に戦い続ける」という使命の下でクロが実行しているのは「永遠に闘って勝ち続ける」ということについてのみです。
まぁ結果的には皆を不幸にしてしまっているのですが、クロ(伊緒奈)はバトルすることを求めてはいても、負けた相手の破滅に関しては特に言及することがありません。クロ自身は破滅に関しては大して興味が無いのかも。
繭もそうなのですが彼女達は本質的には「ひとりぼっちの少女」なので、我々やウリスが思い描くような「本当に真っ黒な邪悪」とはすこし違う「無邪気な邪悪」であるようにも感じます。
1期で晶を「破滅させて泣かしちゃいましょうよ〜」と提案するウリスに「物騒な事いうと、燃やすよ?」と返している伊緒奈(クロ)。ファンの集いでの「無意味な犠牲者は望まない」という言葉も、ある意味では本心に近い言葉なのかもしれません。
相手の破滅に関する愉悦的な部分の言及は、1期からほとんどウリスが担当している。
■光の少女シロについて
一方シロはどうか。勝ち続けるクロとは対になる存在として、負け続けてセレクターの願いを逆さまにし続けたのだろうか?
「シロの少女」について繭は「とても綺麗な心を持っていました」としか今のところ語っておらず、どういった運命の下にある存在でなのかは語られていない。シロの少女とクロの少女が対の存在である事が主に強調されている。
繭の願いは「選択する事の許された全ての少女達への復讐」であるとイオナは言っていたが、クロに向けた願いとシロに託した願いとでは違うのかもしれないと私は少し思っています。 というのも、繭が「闇の子の運命」についてクロに話していた時にシロが眠っていたのと同様に、シロの方にも「クロが知らない間に何かが知らされている」という可能性は十分にあるはずだからです。
そうだった場合、シロに託された繭の願いについてはクロは知らない……となる。
(とはいえ、疑いすぎかもしれないので、頭の片隅に入れておく位でいいかもしれない)
まぁぶっちゃけ正確な事はタマの記憶が戻っていないので「ほとんど判らない」というのが現状なんですが、一つヒントになりそうなシーンが1期の最終話にあった。伊緒奈とのラストバトルの途中、繭が割り込んでタマに色々と吹き込む場面。
るう子の事を「裏切り者」の様に言う繭。違うとタマが抗弁すると、繭が「タマ、思い出して」と言って、出現させた窓から少女達の泣き声を浴びせかける。
タマが何を忘れているのかは判らないが、ここのシーンを素直に受け取るのなら「タマは数多くの少女達を泣かせてきた」ということなのだろう。花屋になりたかった願いが逆さまにされた少女の様に。
(白窓の部屋では窓=外界としての象徴と見えるため、ルリグになった少女の泣き声ではなく、肉体をもっているが望みを逆さにされた少女達の悲鳴ではないかと仮定)
もしかするとタマは何度も記憶を無くしては少女をバトルへと誘い続けていたのではないだろうか。
何も知らず「バトル〜!バトル〜!」と無垢な笑顔で少女たちを戦わせ、泣かせ続けていたのでは……。(無垢なる邪悪……?)
……ただし、1期1話冒頭。
タマ(シロ)らしき影が、何者かを倒している。(相手がクロかどうかはよくわからない)
声はタマ(シロ)と同じ。
これがシロもしくはタマの過去の記憶であるとして、少なくともシロ(タマ)も過去ルリグを倒してきている。と言うことになる。
しかしなにせ姿形がコロコロ変わるアニメなので、ここで勝っているシロがイコール現在のタマであるという確証はどこにもなく「イオナが語っているシロ」と「現在のタマ」は別人である可能性、「タマは二人目以降のシロ」である可能性も多いにあります。(TCG原作だけにいわゆるダブりカード)。
その場合、シロもクロと同様に願いを叶えるためにどこかで夢幻少女として過ごしているという事になりますが……。
イオナは「繭の創りだした幻想の少女たちの中で生き残ったのは私とタマ(シロ)だけ」と言っていたので、タマ(シロ)は「ずっと勝ち続けていたか、最初に生み出された2人なので何度負けても消えない存在であったか」という事になるだろうか。
あるいは、負ける度に「繭の元で何度も生まれ変わり記憶をリセットされる」という存在。
そしてもしもシロを模倣しただけの存在であったとしたならば、TCGのコモンカードの様に大量に存在し、負ける度に廃棄されている可能性もあるだろう。
■小湊るう子について
最後に、1期の頃から様々な描写を元に、「もともとルリグなのではないか?」とずっと疑われてきたるう子の正体についてです。
これは仮説の上に仮説を重ねる様な話だという事を事前にお断りしておきますが、2期8話を終えて、るう子はシロなのではないか?という考えが出てきました。
理由は以下の3点。
1.
1期の最終話、タマにるう子の願いを叶えさせないように吹き込む際に、繭はるう子を身内の様に扱ったり、裏切り者のような扱いをしたりしています。
これはるう子が繭の元から離れた「シロ」だからという風に考えられなくもないと思います。
そして、2期の2話ではるう子の悪夢に繭が出現しています(袖口の形で判断)。繭との直接的なつながりが無ければこの様な夢は見ないハズ…?
(しかもこの時るう子は、「人形遊び」からも連想されやすいイメージであろう「糸」でがんじがらめにされています。絵的には蜘蛛の巣っぽいですが……)
2.
るう子は当初、一衣や遊月に出会った時には「願いの無い自分は彼女達に負けてもいい」と思っていた……という、先ほど私が述べていた「シロは負ける側の役割なのでは?」という仮説におけるシロの在り方と一致します。
その場合は、タマは二人目もしくはソレ以降の「光の少女の複製・予備」として繭に生み出されたと考える事になりますが、記憶を失っているタマという現状においては案外この辺りはどういうふうにでも捉えられる様になっていると思います。
3.
そして2期6話、レベル5になったあと寝込んでいるイオナを白窓の部屋から眺めながら繭が言ったこの台詞……
「シロにあこがれて、シロの側にいることを願ったりしたら…もっと、どんどん痛くなるよ――」
最初は「シロ」というのが、るう子の優しい精神性についてなのかと思いましたが、「シロ」が個人名であると判った今見返すと、これはズバリるう子が「シロ」であるということなのかもしれないと思うのに十分な台詞だと感じます。
他にも、
繭の言う「優しくて無垢で闇の少女とは対極に居るシロの少女」というのはるう子の在り方そのものとも言えますし、それでいてウリスや伊緒奈が「るう子と伊緒奈は似たもの同士」と評していたり。 あと1期1話の冒頭で髪を下ろしたタマ(orシロ)の姿が少しるう子に似ているような気もしてきます。
……とまぁ色々と材料を並べてみましたが、ほとんどが妄想に近いものなので実際にどうなのかは全く分かりません。そういう「可能性もあるかもねぇ」くらいに見ていただければと思います。
ただ、終盤が近づいてくるにつれ、色々と線がつながってきた感じがしています。
ここからどんなふうにフィナーレに向かうのか楽しみ!
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selector spread WIXOSS(2期) 8話感想・解釈などの自ツイートまとめ
8話に関する自ツイートまとめです。
OP最後のこれも結構気になっている。繭がタマとイオナを手中にしているが、るう子もその中にいる。主人公だから当然って気もするけど繭とのつながりも匂ってくる・・・ #selector_anime pic.twitter.com/SPw3vnGqsT
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 28
幼い繭が飲んでいた薬。HOSPITAL(病院)の文字がある。特殊な何かを身につけていそうな繭だが、処方箋が出ているので「研究対象」的な扱いだったワケでなく、単に病弱な箱入り娘という事なのかもしれない #selector_anime pic.twitter.com/vjEUSjR683
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 28
『時々「何か」がやってきて、彼女に「何か」をしていった』というのがこのアニメらしい語り口だけど、果たして彼女は何をされていたのか。いろいろと妄想が膨らむ #selector_anime pic.twitter.com/sDKNGbTdTA
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 28
幼い繭に与えられた玩具。散らばったおはじきや色鉛筆、切り取られたスケッチブックなど、遊んだ形跡はある。壁には青い空の絵がかけられている。持ってきている人物の服装はナース服ではなくメイド服。 #selector_anime pic.twitter.com/HPxgTteL3I
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 28
「ともだち」の本の他にも絵本は与えられているように見える。しかし繭が最後まで手にとっていたのは「ともだち」の本 #selector_anime pic.twitter.com/8PIKycVY2F
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 28
「ともだち」の絵本の中にいる、タマのようなツインテールの白い少女。回りにはOPでも飛んでいる白い蝶が舞っている。 #selector_anime pic.twitter.com/aPQUkTs50I
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 28
ある日、繭にもたらされた遊び道具がウィクロス。周りには一人で遊べるものが並んでいるのに、何故なのか・・・。 #selector_anime pic.twitter.com/2vxEKziYse
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 28
繭の周りに散らばっている玩具は、大体が一人遊びができるものばかりで。玩具を与えていた「なにか」と称されたメイド服の人物も気を使っているのが分かるのだが、それならば何故ウィクロスを持っていったのだろうか……
繭がシロとクロをはじめて呼び出した場面。カードゲームというより降霊術とか召喚術とかそういう儀式めいたものに見える。 #selector_anime pic.twitter.com/r65pSPY3Ms
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 28
あえて顔を映さない演出。まだ繭のなかでキャラクターが固まりきっていないのかもしれない。こういう演出は個人的にかなり好きで、ウテナや輪るピングドラム、ベターマンを思い出す。 #selector_anime pic.twitter.com/9fj7nmUJDE
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 28
プレイングミスを繭に笑われるシロ。TCGの一人プレイにしてもかなりの高等技術・・・。ここではシロはそういう風に繭に"可愛がられる"存在ということを示しているのだろうか? #selector_anime pic.twitter.com/tieNYD10tq
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 28
繭「シロの番だよ、がんばって」
シロ「うん、シロがんばる!」
という台詞がある。
繭は励まされるという概念については知っていて、それが弱いものに向けられるという事も理解しているらしい。
彼女はどんな場面でこの言葉をかけられたのだろうか。
繭の様子を見て驚いているメイド。一人TCGにも驚いているだろうが、陰鬱で寂しげだった繭の変わり様、多重人格にも見える振る舞いに驚いているのだろう。あるいはウィクロスを与えてしまった自分の「選択」に #selector_anime pic.twitter.com/5YTfNZcdvg
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 28
シロとクロの顔が、暗闇でもハッキリと描写されている。繭の中でも彼女たちがハッキリと独立しはじめている。だがまだ少し棒読み風な喋りになっている。 #selector_anime pic.twitter.com/D8OVsfxCFN
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 28
まばたきもしないし表情もまだ無い。
「願いが逆さになる!」ものすごくいい顔で閃いている繭。「復讐」が動機にしてもナチュラルにこういう発想に至るということは、おそらく彼女の中で何度もそれに似た事があったんでしょう。 #selector_anime pic.twitter.com/aEDm9ZiDrm
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 28
シロ「でも可哀想じゃないかな」
繭「嫌ならやらなければいい」
クロ「面白そう」
繭「でしょっ。ね、やりましょっ」
シロ「うん、シロもやる」
言葉を発しているのが1人の少女だと考えると異様に見えるこのやりとり。だが孤独だった少女は満足そうだ……。
繭の仮想のお友達であるルリグを、少女が使役する。そして繭は横からそれを眺めている。現在のセレクターバトルと同じ構図。 #selector_anime pic.twitter.com/0B4SQbhmLa
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 28
繭の悲しく歪んでいる所は、まず最初にプレイヤーではなくルリグを生み出したということ。つまり慣れ親しんだ「お人形遊び」の延長線上で、カードのキャラクターと遊ぶという事が先に来てしまった。
繭にとって、自分とカードゲームをするような対等な少女というモノは、願いをもっていて選ぶことも出来る別世界の存在であって、「友達」として偶像化するという発想すらないのかもしれない。
ダークマター!シロは死ぬ! #selector_anime pic.twitter.com/iugRzTlpbp
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 28
ここでもクロが勝っていて、シロは負けている。シロはプレイヤーの少女に謝るが、繭は罰ゲームを与える
「あなたはお花のない世界へ行くの」つまり、繭と同じ、あるいはそれよりも辛い世界へ行けという事。 #selector_anime pic.twitter.com/CzWovmgZT9
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 28
クロ側のプレイヤーは、シロ側のプレイヤーが「花の無い世界」に送られたのを目の前にしていたのに勝利の余韻に浸りながら「うふふ」と嗤っている。繭の想像する「少女たち」の世界観はとても残酷。 #selector_anime pic.twitter.com/mreXaCW9xp
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 28
ある意味では願いに対して純粋という風にも見える。
また緑キャラが酷い目にあってる! #selector_anime pic.twitter.com/IykUqasjuE
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 28
もしかすると繭は「願いを選択する残酷な少女達」に制裁を与えているという気持ちなのかもしれない。
でもこの繭スマイルなのでやっぱり単なる憂さ晴らしかもしれない。 pic.twitter.com/npoIv5NAJI
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 28
ひとしきり脳内で少女たちと「遊んだ」後。自分の置かれている状況を振り返った繭は色の無い世界に自分が居ると気づく。彼女の心象風景なのか部屋も白くなっている・・・。 #selector_anime pic.twitter.com/JZtYBD64yE
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 28
繭の部屋の変化。一人ウィクロスで精神的な変化があったからなのか、あれだけあった玩具が綺麗に無くなっている。 #selector_anime pic.twitter.com/qW6l6K3upb
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 28
繭がシロとクロに自分の願いを話すシーン。繭が「ねぇ、繭の願いはなぁに?」とシロの声をアテレコ(?)した所でシロの表情が微妙に変わっている。クロは無表情のまま見下ろす。 #selector_anime pic.twitter.com/7KceTomnLQ
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 28
すごく重要な場面だけに、この「シロの微妙な表情の揺れ」はとても気になる。シロはすでに自我らしきものを獲得しているということを表しているのだろうか
イオナの発言を遮ることが出来ずに悔しげな繭。直前のシロ達の構図と少し被っていて、シロとクロは表情が薄く、繭は表情があらわになっている。面白い。 #selector_anime https://t.co/8iDzGa4e8u pic.twitter.com/Te8DZgOcZW
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 28
クロの初セレクター。活発そうで可愛い。 #selector_anime pic.twitter.com/YZYdVgjYWO
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 28
突然カードの中に放り込まれて不安そうにしているクロ。それにしてもルリグとなった彼女は「その瞬間、私は全てを理解した」という言葉の通り、一気に自我が芽生えた様にも見える。 #selector_anime pic.twitter.com/W9k4ZFQGvk
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 28
一ヶ月間汚い言葉を浴びせたうんぬん #selector_anime pic.twitter.com/ribJEF0myV
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 28
「負けたルリグ達は消えて、人間のセレクター達と入れ替わった。残ったのは私とタマだけ」というのは実に巧妙な台詞に聞こえる。イオナは間違いなく勝って残っているのだろうが、タマがどうやって残ったかは彼女は知らないはず。だけど経験談としては間違いではない #selector_anime
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 28
シロが寝ている隣でクロに己の宿命を刷り込む繭。夜中に子供が寝ている隣の部屋で密会をする親のようでもあるし、童話で呪いをかけられるシーンのようにも見える。とても印象的なシーン。 #selector_anime pic.twitter.com/tkUR5DoqhW
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 28
「はじめまして、クソッタレなセレクターさん」という感じのウリスマイル #selector_anime pic.twitter.com/tCfLEHN3WE
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 28
「みーんな遊ばれちゃったんだ」と悟りきった表情で半笑いしながら聞いている彼女は一体どういう人生を送ってきたのか・・・ #selector_anime pic.twitter.com/6KUJfITXbi
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 28
ミルルンはこの佳境においてほとんど部外者で台詞がとても少ないにも関わらず、日高里菜さんの声と演技がキラリと光っていて、ここにきてまた凄いキャラクターを出してきたなぁと思う。ちなみに敵のスペルを自分のスペルとして扱えるルリグらしい
取り乱すあきらぶりーにも全く動じること無く「重症ぉ〜」とバッサリ。このシーンでは完全にあきらぶりーが引き立て役に回されてしまっている。ミルルン強し・・・ #selector_anime pic.twitter.com/llyKSgNw6x
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 28
「最高のセレクターを探た。そして、るぅ・・・あなたと出会った」綺麗になったイオナさん。愛を知るとこんなに綺麗な表情になるんだね・・・(1期終盤を思い出しながら) #selector_anime pic.twitter.com/r6ipvbkPLM
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 28
「何か思い出したのタマ!?」と言われて、ぽつぽつと話をしているタマだけど、実は全く実際に思い出した記憶についてはタマは話をできておらず、全体的にイオナの過去を聞いての言葉という感じ。 #selector_anime pic.twitter.com/ipOlvsGPjg
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 28
「タマー! 後ろー!」と言いたくなる構図。ウリスの身体がいい感じに存在感を放っている・・・。 #selector_anime pic.twitter.com/XLHjKGqRUk
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 28
イオナ「遊びの時間はもう終わり。私達があなたをそこから連れだしてあげる」と言われ異様に怯える繭。自分が理解できずに呪った「友達」という概念を理解し、お前も友達にしてやろうか!と言われたのだから当然か #selector_anime pic.twitter.com/frstDCejNZ
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 28
「くだらない戯言はもううんざり。次は私のターンなんだけど!」うんざりと言いつつも彼女が嬉しそうにしているのは、目の前に居る少女たちの「希望」がじっくり熟成されるのを待っていたからだろう。黙っていたのは決して彼女が優しいからではない pic.twitter.com/sSs95P8HQE
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 28
それはそれとして、キラキラしてる彼女たちの空気は気に障るのか、イラッとした表情も時折垣間見えるウリス。美味しいものは一番美味しくなるタイミングまでじっくりと待ってから食べるタイプの少女なのだろう。
「キラキラしたあなた達を全員ブッ潰してあげる」というウリスの言葉の合間にあきらぶりーの様子が映る。悪趣味な笑いと共に前振りをこなすというかなり上級な演出だと思われる。
絶好調のウリス。ここまで「浦添伊緒奈」の髪型が乱れているのは劇中において初めてではないだろうか。 #selector_anime pic.twitter.com/szREnogFVq
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 28
倒れて苦しむタマ。泣きながら呼ぶるう子。「いい声ねぇ」と恍惚のウリス(完全に同意する俺) #selector_anime pic.twitter.com/vX4IcJYSUX
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 28
ここのるう子の泣き顔、コマ送りにしても崩れが無くとても気合が入った作画になっている。
タマがグロウした時の暴風で吹っ飛んでいるミルルン。こんな時でも芸達者というかなんというか・・・w #selector_anime pic.twitter.com/51V3MYV3g4
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 28
るう子のバトルテーブルが吹き飛んだ時にユヅキが名前を呼ぶんじゃなくて言葉にならない声みたいなモノ叫んでいるのが惨劇の暴力性や異常性みたいなものを更に増幅させている感じがして凄く印象的だった。 #selector_anime pic.twitter.com/ocvKtAhCdP
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 28
ここで怯えたり泣いたりじゃなくて怒ってる感じになってるのが凄くユヅキらしい直情さが現れてるというか、次回以降のユヅキの動向に期待したくなる。
雷光に照らされるタマとウリス。雷で視聴者に「バトル後の現在位置」を知らせると共に、雷の暴力性や光が強いほど影も濃くなるといった色々な暗示がこもった流れに見える。タマがウリスと同じ色に染まっている風にも… #selector_anime pic.twitter.com/KwU8hm9kUR
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 28
ラストシーン、愛していたはず人の声がもう聞こえない。BGMを耳鳴りの様に表現して声を掻き消しているのは見事という他ない。 #selector_anime pic.twitter.com/1XuTw9LQsd
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 28
【追記】
それまで散々「私と同じ顔にしてやんよぉ!」と言っていた晶がここで顔ではなく腹を刺したのは、ウリスの「顔を傷つけるのは趣味じゃない」という言葉と、「浦添伊緒奈」という一人の頂点にいるモデルへのあこがれをいまだ捨てきれていない故なのかなと思います。
顔への攻撃自体は一衣相手にはしているわけですからね…。
以上です。
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selector spread WIXOSS(2期) 主に5話・6話・7話等に関する自ツイートまとめ
情報を整理したり振り返りをしたいので、ちょっと自分のツイートをまとめておきます。
ちょっと画像が多くて重かったりするかもしれません。
※8話以降のネタバレはありません。
selector2期の第1話の冒頭を見返すと、イオナの独白から始まり、タワーの下でイオナとタマが戦って、タマが倒され、タワーの頂上ではるう子が泣いている。そしてそのるう子は「白い」。 #selector_anime pic.twitter.com/MfoGQK37si
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 16
ここでは、るう子はイオナとタマらしき2つの影のバトルには参加せずに、一人で外界とは切り離されたタワーで泣いている。
イオナはタワーの下から「あなたはなぜ泣いているの・・・?」と見上げている。
るう子の「白い姿」は1期ラストの夢幻少女になる直前の姿とよく似ている。
仮に伊緒奈が2周以上セレクターバトルやってたんだとしたら、やっぱり読者モデルは「伊緒奈をルリグとして扱ったセレクター」の願いってことになりそうだし、社会的地位が高かったり処世術に長けてるのも何周もセレクターバトルをして、その都度セレクターの願いを叶えてきた蓄積によるのかもしれない
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 10月 13
セレクターバトルを何周もして、あらゆる願いを叶えてきた伊緒奈だからこそるう子の本当の願いみたいなものに確信めいた事を言っているし、落とせると思っているけれど、やっと出会えた相手への思い入れが深すぎて伊緒奈にも誤算が生まれていきそうなのもまた良い。愛。
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 10月 13
selector、薄汚れた背景にしても、黒系の髪色にしても、るう子達の服装にしても、現実感ってのが凄く大事にされてるアニメだと思う。このあたり個人的には現代伝奇モノっぽいテイストも感じる。
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 10月 14
selectorのSNS描写。掲示板だけじゃなくてラインっぽいモノもカバーしている。 #selector_anime pic.twitter.com/0jFplY7Wkg
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 14
都市伝説モノとしては大事な描写。この他にもファミレスや匿名掲示板など『噂話』の描写が多く使われている。
selector、すっかり自分たちは蚊帳の外でウィクロスは卒業しましたって感じの一衣とユヅキだけど、るう子のためとはいえウィクロスやあきらっきーの情報をシャットアウトできずにむしろ自分から集めているようにも見えてとても危うさを感じる。 #selector_anime
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 10月 19
そういえば、セレクターバトルの登場人物っていわゆるヤンキー系のキャラをほとんど見かけない(オラキターくらい)けど、そもそもの参加者がウィクロスをやる子に限られるって事が関係あるかもしれない? #selector_anime
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 17
バトルの後にウリスが乗り込んだ車。どうみてもカタギにみえないw #selector_anime pic.twitter.com/NOwUGscLeD
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 10月 28
あきらっきーの部屋、めっちゃペットボトル多い。 #selector_anime pic.twitter.com/iHr66OQVeq
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 10月 28
Episode05 この苛立は覚醒
selector5話のるう子を説得するイオナさん、割りと感情にまかせて喋ってる感じがでている。「そう、このままじゃタマだって助けられない!」の"そう"って台詞が勢いで結論を探り探りにしゃべっている感じをよく表してる pic.twitter.com/jpa7YyQR78
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 8
イオナがるう子を説得する直前に「グロウ」してるのは結構象徴的 #selector_anime pic.twitter.com/ljwWVRg3ur
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 8
これまであまり表情に出なかった苛立ちが、見て分かる程ににじみ出ている。
苛立ちから説得したあとに「覚醒」して、レベル5に「グロウ」っていうのも判りやすく象徴的 #selector_anime pic.twitter.com/fyBPloaL71
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 8
「この苛立ちは覚醒」
一衣「(バトルで笑顔のるう子を見て)あれはいいるう子だよね!」
ユヅキ「そう思う!」
・・・それって、結局るう子はバトルにいる方がいいるう子になるという事で、無邪気に喜んでていいのかという・・・ #selector_anime pic.twitter.com/q2klCFIN9O
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 8
バトルを通して「迷いを捨てたるう子」を「いいるう子」と評しているのかもしれないが、やっぱりどこか危うい感じが付きまとう言葉に思える。
バトルに勝って普通に「いい笑顔」のるう子。お母さんみたいな一衣w #selector_anime pic.twitter.com/Lf5oUky9u1
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 8
なんだかんだと言っていても、バトルは楽しいるう子という風にも見えるが……。
フタセと文緒、現在の文緒(元フタセ)の声がよく似せてしゃべっているから混乱するけど、花代さんが遊月の身体に入った時と同じく声はそのままなんだよね。
#selector_anime pic.twitter.com/jKAhcWxqTn
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 8
フタセは割りと明るい子で、文緒としゃべっている時にも「一日喋らないなんて地獄でしょ」といっていたり「おしゃべりな娘」という印象。
現在のフタセは、ルリグ時代の自分を「別人」として扱って喋っている様に感じる。
声優の好演も相まって、視聴者もフタセと文緒の境界が曖昧になり少し混乱する。これは狙った演出だと思うし、凄く面白い。
あと、ややこしい事をしても大丈夫だと制作陣が視聴者を信頼していると感じる。
フタセと文緒のエピソードを見るに「声は変わらない」というのは決定的っぽいので、残念ながら文緒は緑子さんではなさそうな感じ。 #selector_anime
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 8
※とはいえ確定ではない。
「人間、楽しければ笑うものよ」というのをあの時点でもともと人間であると明かしていないハズのフタセが文緒に言ってるのはめっちゃ迂闊なんだけど、フタセはそういう子なんだろうし、その後原稿が上がった時に二人が笑顔を見せ合う所が最高に引き立つ pic.twitter.com/j28Ie6T8Wy
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 8
「ルリグとなり、一度は総てを失ったボクだったが、彼女と過ごす内に、彼女の夢が叶うことを本気で願うようになった」という、セレクターバトル犠牲者のなかでもドップリシステムの呪いに漬かってるんだよなこのコンビ #selector_anime pic.twitter.com/fSsM61OZlM
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 8
深入りしすぎないようにとギリギリの所で線を引いていたような花代さんとの違いを感じる。
文緒の両親が喧嘩してる所、もし文緒が緑子さんだったら(可能性は限りなく低くなったけど)、一衣の両親を間近でみていたというのはかなり精神的にクるものがあっただろうし入れ替わりたいと思っちゃっただろうな #selector_anime pic.twitter.com/NhEaQVDdAk
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 8
文緒「もう限界なんだ、夢くらい叶えなくてはボクの人生は割に合わない。このままただ生きているのはあまりにみじめじゃないか・・・」
っていう慟哭が、ずっと一緒にいたフタセには「わかっちゃう」んだよなー。 #selector_anime pic.twitter.com/ZW4QAdAaLe
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 8
現実に押しつぶされそうになっていた文緒は、フタセと共にセレクターバトルをしている短い間は救いがあったのではないかとも思う。
「黒の少女は、いつも幸せそうに笑っている白の少女を妬み、憎しみ、その存在を消してしまおうと考えたのです」って他人ごとみたいに言ってるけどお前のことじゃねえのそれ! #selector_anime pic.twitter.com/iZnBaexhdX
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 8
「だめだよイオナ。黒の少女は代の少女になれないんだから。憧れたりしたら・・・薄汚れた――灰色になっちゃうよ」
って、真っ白な衣装に身を包んで真っ白な部屋から言ってる繭、演技演出台詞の全てが全力で邪悪。 #selector_anime pic.twitter.com/len59oUO2q
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 8
「イオナにはもっと黒い存在でいて欲しかった」という感想を言っている人を見て、自分も少し同感だった。そして白窓の部屋で繭が邪悪に笑っているような気配がした。
邪悪な存在として描かれている繭だが、彼女の言っている事や立ち位置は、少女たちの戦いやドラマを安全な場所から眺めて楽しんでいる視聴者のそれと微妙に重なる。
Episode06 その存在は漆黒
冒頭の繭、意味深で外に興味の無さそうな独り言から一瞬間を開けて、いきなり話しかけてくるというホラーテイストな入り。怖い。 #selector_anime pic.twitter.com/wMlb5ynlUE
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 14
繭に飛ばされるフタセ。ほんとうに一瞬しか見えないがスパッツの下半身がかなり書き込んである。特に股とおしりの描き込みw #selector_anime pic.twitter.com/rI26pibLzv
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 14
文緒の身体に帰ってきたフタセ。どこかでルリグになっているであろう文緒の事を思ってか空をみる。そこに雨が降ってくる。涙雨。緑子さんが公園に打ち捨てられ、空に消えていったシーンと被るのだが・・・
#selector_anime pic.twitter.com/15zdvuD2cO
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 14
声が違うから多分違うんじゃないかと思いつつも、どうにも緑子さんを思わせるような演出が多くて可能性を捨てきれずにいる…。
雑誌とかに明るくないので知らないんですが、最近の読モはこんなことしてるんですか!? #selector_anime pic.twitter.com/6sueACFThl
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 14
これ、晶の頬の傷跡部分にさりげなく指を触れているんだけど、ちょっとでも指を動かせば傷跡が見えちゃうし、晶にとっては性感帯みたいなものだし写真とられてるし、変態的な露出プレイみたいでレズ度が振りきれてる #selector_anime pic.twitter.com/UqHvz2fXjT
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 14
以前爆裂トマトさんが指摘していたけど、向き合った二人の顔の骨格が違う。ウリス(伊緒奈)は彫りが深くてスーパーモデルっぽい顔。作画に乱れがないときはこうなっているので、ある程度徹底されていると見てイイ。 #selector_anime pic.twitter.com/VmFRoIRE51
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 14
「伊緒奈が骨からしてスーパーモデル」というのはもともと指摘されていたこちらのほうがわかりやすい。 #selector_anime
https://t.co/PeiucPc36m
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 14
ウリス「それは、ふたりきりの時だけ・・・」とかこんな美人に低くぎゅボイスで囁かれたらそりゃイチコロですよ・・・ #selector_anime pic.twitter.com/Gc2dpvHEWu
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 14
『伊緒奈、楽しみにしてなさい・・・(ゲススマイル』制約の影響なのかもしれませんが、ウリスは伊緒奈の事ばっかり考えてますね。 #selector_anime pic.twitter.com/l5jsnKKYB5
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 14
フタセに届いた出版社からのメール。タイトルがネット時と出版時で微妙に変わっているっぽい。メタ的な事をいうと、「Wish」はウィクロスの語源「Wish Across」(願いの交錯)からだと思う #selector_anime pic.twitter.com/26zeYu3phi
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 14
過去を語り終えたフタセが、文緒との写真をぱたんと倒す。その上には今のパートナーであるアン。暗喩的な映像に見える。 #selector_anime pic.twitter.com/3p6TmTxcmu
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 14
最近どこか第三者的な事を言いがちなユヅキが、フタセに「君も同じ側の人間だ」と言われて動揺する。個人的にはユヅキもまだまだ危いと見える。 #selector_anime pic.twitter.com/brm6fTrLxg
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 14
「小説家になるというのは、小説家として生きていくということだ。たった2冊書いただけのボクに、小説家を名乗る資格はまだない」重い台詞。ちなみに脚本担当は『さくら荘のペットな彼女』を書いた「鴨志田一」。 #selector_anime pic.twitter.com/2z4iUEiEvR
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 14
ちなみに、「さくら荘のペットな彼女」もクリエイターとして生きていく苦しみを描いた作品
「書くことをやめれば、うたかたと消える程度の虚ろな存在だ」という台詞は、作家としての話は勿論あるだろうけど、夢限少女の制約としての話にも聞こえる。そしてPCの画面がふっと消える描写がとても印象的 #selector_anime pic.twitter.com/VA19sJS2Ai
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 14
小説家として活動しているからか、フタセの言い回しは詩的な趣きがあり、女子中学生っぽいしゃべりをするキャラが多いこのアニメにおいては独特。
出版からそれなりに時間が経っているはずだが、届けられた時のまま開けられていない献本。しかし机には置いてある。なんとなく重苦しさを感じる #selector_anime pic.twitter.com/1vweB3WGxn
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 14
ちよりの言葉に苛立って、机から献本を払い落とす。出版した証だし、言ってみればトロフィーのようなものだろうに、もはや苛立ちをぶつける先になっているという・・・ #selector_anime pic.twitter.com/QiHm2TMugo
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 14
「物語と現実は違う」と言って机から自分の紡いだ物語である献本を払いのけている……。
「友情や誓いなど、何の役にも立たない!」経験者は語る。つらい。 #selector_anime pic.twitter.com/WyjOByk7k6
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 14
「この身を縛るのは、使命なのか彼女との約束なのか・・・。ふたせ文緒として生きている内に、ボクにはそれすらもわからなくなってきた。ボクは誰なんだ・・・」文緒の願いを夢限少女として"約束"したフタセ。願いや想いの分、彼女は強く呪われた。 pic.twitter.com/6zlH9XFDGd
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 14
もともと「ルリグになって夢も希望もなくなった」というような事を言っていたフタセ。だんだんと文緒の願いを自分のことのように思うようになっていったが、願いを叶えなければという強迫観念が強すぎるためか、自己と文緒の区別が難しくなってきている pic.twitter.com/BLfd8Ke6hQ
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 14
フタセの惨状を目の当たりにしていながらも、冷静に分析しているアン。そういえばフタセが再び白窓の部屋に到達した場合、文緒の「小説家になりたい」という願いはどうなるのだろうか。 #selector_anime pic.twitter.com/MHnKYh5NuI
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 14
一度は夢幻少女になっているフタセは自分の腕に相当の自信を持っていて考慮していないように見えるが、「3度負けた」場合、現在のフタセの願いが逆さまになってしまうはずで、その結果文緒の願いを叶えることが不可能になってしまったらどうなるのだろうか……。
前回フタセが登場する直前に無意味な文字の羅列を打ち込んでいたのは、「書けないが書かなければならないのでとにかく打ち込んでいる」という"小説家らしい行動"とみると、ものすごく呪いまみれなシーン。 #selector_anime pic.twitter.com/fCgUQq79VK
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 14
ソレ以前のエピソードで、何度も「書いては消し」を繰り返している描写もある。
出来ないことをやろうとしてエラーを吐き出し続ける機械みたいになっている。
材料が増えたので、「書かなくては・・・書かなくては・・・」とPCに向かうフタセ。完全に呪われているように見える。 #selector_anime pic.twitter.com/H79smTh458
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 14
そういえば、ちよりって苗字明かされてないんだね。ちより・・・チヨリ・・・ #selector_anime
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 14
「花代さんも、私の願いのせいで苦しんでるんじゃないかなって・・・」と言うユヅキ。まぁそうだなー! 願いが願いだからなー!w #selector_anime pic.twitter.com/uvVl08Gmw5
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 14
同時に花代さんは苦しんだとしても上手くやってくれるだろうという信頼感もある。
そのあたりはセレクターバトルのルリグ派遣システムが仕事をしているんだろう。
めちゃくそ汚い河を見ながら、今さっき知ったつらい現実について反芻するるう子。落下防止の柵まで汚い。 #selector_anime pic.twitter.com/FWxG6mBFQJ
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 14
「呪いまみれになりながらもセレクターバトルを求め、その流れにのって進むしかないフタセ」
を見守ることしか出来ないるう子(柵から)という心象風景を表したカットだろうか。
傷跡を撫でるウリスの指にひくひくと震えるあきらぶりー。調教はもう完全に完了しているね・・・。 #selector_anime pic.twitter.com/1OgZ9Gec0T
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 14
なにかにつけて傷跡に触れるウリス。あきらぶりーもそこに絆を感じているようだが……。
繭にいじめられるイオナ。この上から覗きこまれている様なイメージは、イオナがルリグとして、繭がセレクターとしての大きさにも見える。これは果たしてただの悪夢なのかそれとも過去の記憶なのか。 #selector_anime pic.twitter.com/FY82SGPoCy
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 14
悲鳴を上げているイオナは意外な一面だったが、これはずっと繭にいじめられていた過去を連想させる。 #selector_anime pic.twitter.com/xG5SfE8HUx
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 14
selector6話で印象的だった、繭とるう子の対比。5話でレベル5になった時に「これがタマの感じていたるう子のチカラ」と言っていたイオナだけど、こんどはタマの感じていたぬくもりを感じている。 #selctor_anime pic.twitter.com/QBvVc519pk
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 15
残念ながらるう子の膝で眠る事は出来ませんが、イオナを看病することはレベル0のカードで可能です #selctor_anime pic.twitter.com/eaNp3grK2q
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 15
1期では「答えてよ花代さん! 花代さん!?」、2期では看病プレイ。TCGの新しい遊び方を提案している新感覚TCGアニメselector。
それはそうと、るう子のいい匂いのしそうなハンカチで太ももの上で眠るというのはうらやましいですね・・・。
ユヅキ「私はルリグになってから風邪なんてひいてないし・・・」って言ってるんだけど確かに冬にこの衣装は風邪引きそうだなと思った。 #selctor_anime pic.twitter.com/RzPTDGsAOR
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 15
一衣もるう子もユヅキも「セレクタバトルのシステムから少女を解放して、イオナも含めたみんなでやりなおそう」と言っているのだけど、この6話の前半に「同じ願いをもったフタセと文緒の悲劇」をやっているのが気になる・・・ #selctor_anime
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 15
「同じ願い」を3人で想っていて、それは大丈夫なのだろうか?
成就しなければ即座に「強い呪い」に反転するのではないか……。
6話で一衣がるう子の家から帰るシーン、また雨。selectorでは雨の日に悲劇が起こる・・・。 #selctor_anime pic.twitter.com/VJrt1Ru59P
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 15
晶に遭遇した一衣。背景の張り紙を見るにゴミ捨て場っぽい・・・ #selctor_anime pic.twitter.com/lucQnTI4lY
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 15
一衣「一緒にやり直すって決めたの!」めっちゃ強くなってる一衣。バトルが出来無くて助かったのは晶の方に思える。しかし、早速「一緒にやり直す」という約束がある意味で災厄を呼び込んでいる形になっている…… #selctor_anime pic.twitter.com/arFga3psZC
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 15
「その子、るりぐ持ってないっぽいのーん★ 気配がないる〜ん★ 普通のウィクロスしかでっきないねぇ〜★」ぴるるくたんと全く違う系統なのに、またしてもルリグにガンガンに煽られてるあきらっきーw #selctor_anime pic.twitter.com/GIVkC5KP46
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 15
伊緒奈に憧れつつも憎んでいたころは、伊緒奈に似たピルルクたんが手元にやってきて、あきらぶりーになってから手に入れたミルルンはらぶりーって感じのルリグなの、ルリグとselectorの引き合わせシステムの正確な仕事ぶりを感じる。 #selctor_anime
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 15
目覚めたイオナが、自分を看病しているるう子を見て「夢じゃ、なかったのね・・・」と驚くシーン(かなり驚いているように見える)、イオナにとっては夢みたいな出来事なのだということがとても切ない。 #selctor_anime pic.twitter.com/qHwHi51XKm
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 15
「ルリグの私にこんな事(看病)しても無駄なのに」と言っているイオナ(ユヅキも似たような事を言っている)だけど、目覚めた時に「あたたかい・・・」と言っている。あたたかく感じてるのはるう子の愛・・・? #selctor_anime pic.twitter.com/m102CKu7hG
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 15
「イオナも連れてきてよ〜。セレクターとルリグはいつも一緒の仲良しじゃないと〜ん★」とか言ってるけどルリグと仲良くやれたことのないあきらっきーw #selctor_anime
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 15
夜の学校! 都市伝説! 伝奇モノ! #selctor_anime pic.twitter.com/t80TFNZ82B
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 15
「結局、モブ子はモブ子なのにね〜」って言葉、あきらっきーがコレまで何度も自分をそう思ったっぽい実感が篭っているように感じる・・・。 #selctor_anime pic.twitter.com/IHoid9g2t2
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 15
足音だけでウリスと即座に判断できるあきらっきー。絶大な愛。 #selctor_anime pic.twitter.com/HVfVRl1BiL
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 15
雷に照らされるウリス。圧倒的な凄みを感じる。窓の外は土砂降り。 #selctor_anime pic.twitter.com/Mo57cYYqF2
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 15
selector6話の夜の学校、何が凄いかって、本当にギリギリまで明度を落として「夜の学校」というリアリティを醸し出し、同時に雷光のインパクトを増大させている事。このアニメはこの手の表現にこだわりを感じる #selctor_anime pic.twitter.com/FN3gDIocgt
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 15
selectorの暗い部分は明るい設定のモニターじゃないと暗くしてある部分がほとんど見えないレベルで暗いんだよね。それでもちゃんとキャラクターの動きが見えるようになってるのがまたすごい。
表現者の立場で考えると、「せっかく描いた絵が暗くて見えない」ってめちゃくちゃ怖いはずで、しかも地上波のテレビっていう視聴環境が全く違う端末だから更に恐怖感があると思うんだけど、selectorはきっちりやってのけている。
selectorはあの薄汚れた背景と、それに馴染むキャラクター達というのがあるので色彩の担当者さんが相当のやり手なんだろうとは思っていたけど、夜の学校は更にそれを感じた。 #selctor_anime
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 15
Episode07 あの嘘は傷跡
開始早々膝蹴り。「暴力的なのは趣味じゃない」が、あきらぶりーへの制裁は膝なウリス。なんとなくあきらぶりーへ扱いとの苛立ちの大きさが伺える。あと、「柔らかい所」に膝を入れている所は流石。 #selector_anime pic.twitter.com/eXzKBUNFUv
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 21
晶を見るウリスの1期と2期を比較。1期は道化を見る目だけど、2期は心底不愉快そうだ。 #selector_anime pic.twitter.com/tDeYjTqiUG
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 21
一応どちらも晶が無様な醜態を晒した時の表情。
1期はるう子に負けて雨の中、撮影所に逃げ戻ってきた時。
外界の様子を見ている繭。彼女から見た外界は黒い。 #selector_anime pic.twitter.com/pcWYyJxZED
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 21
地獄のように黒い。
ウリス「こんな所に連れてきて、誰かに見られたらどうするつもり?」
最近の学校はセキュリティしっかりしているからな・・・。 #selector_anime pic.twitter.com/ggbtQ1CdLm
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 21
誰かに露見してしまうと、大人達に目をつけられて「いい子」でいなければならないというウリスにとっての「生き地獄」のような生活に落とされてしまう。
その事からの苛立ちであろうが、晶はそんな事は思いもよらない。
ミルルンに煽られてキレる晶。晶はどうもルリグとの信頼関係構築が上手くないというか仲良くする気がないというか、ルリグを下に見ている感じがある(実際ルリグはセレクターの意思には逆らえないんだけど)。 #selector_anime pic.twitter.com/eHQuy9KYRP
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 21
ルリグになったイオナを見た時にもどこか見下していた。
晶のほほの傷の記憶。ストーカーか通り魔か暴漢か。シルエットからすると男性。ナイフとほほの傷に気が行きがちだが、相手がストーカーや暴漢だったら「それ以上の事」もされている可能性もありそうだが・・・ #selector_anime pic.twitter.com/Gwzszzq1OQ
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 21
あきらっきー、夜道でこんな酷い目にあってるのに6話で一衣を一人で待ちぶせしてるのが凄いというか、ウリスへの絶大なる忠誠を感じるというか・・・
一衣の耳元で「心を壊すのが好き」と囁くウリス。黒髪の"ぬるっ"とした感じがジャパニーズホラーの様な趣きを感じる。 #selector_anime pic.twitter.com/YFaCw3OGTc
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 21
この辺りのウリスの動き、動画枚数が多いのか、とてもぬるぬるとしている。ホラーの演出として機能している
6話から引き続いての雷光表現のインパクトがとても大きく、会話劇に動きと緊張感をもたせている。ウリスの荒れ狂うような暴力性の暗喩という面もあるか。 #selector_anime pic.twitter.com/ELclfje6RD
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 21
ウリスの過去。人間時代のウリスの心象風景。全てが腐り、退廃している様に見える。赤色だけが残っているというのは血のイメージだろうか。 #selector_anime pic.twitter.com/vkTQxaEnMw
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 21
ただでさえクソッタレな世界なのに、そこで笑っていなければならないウリスの苛立ちと絶望。
赤信号で止まった所にウィクロスの宣伝車が通りかかる。行き止まりの様に感じていた世界に、「交差点」で「ウィクロス」と「接触(交差)した」という見ようによってはダジャレみたいな絵にも見える(笑) #selector_anime pic.twitter.com/OrEB12pljW
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 21
このアニメで「交差点(と信号)」はよく使われるモチーフ。
ウリス「誰をどれだけ傷つけても許される。大人も法律も関係ない」
という台詞は”大人"に支配されている自覚があるというウリスの「少女」らしさみたいなものを感じられる台詞。戦っている彼女達はみんな少女なのだ #selector_anime pic.twitter.com/9Yrk3ePLP6
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 21
そして、「少女ゆえの残虐性」という物もどこか感じる。
「思う存分壊してやったわ。夢を踏みにじり希望を捨てさせ、そして心を――」
犠牲となった多くの少女が空から墜落するショッキングな映像。よく見ると奥のバトルテーブルで人間ウリスが嗤っている。 #selector_anime pic.twitter.com/yizQWPrWqz
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 21
実際にウリスがどれくらいの犠牲者を出したのかは判らないが、口ぶりからすると相当数の犠牲が出ていそう。
この頃のウリスとペアになっていたルリグはどういう子だったのだろうか。
これまで「ルリグになる」というのは「ペナルティ」の様に語られてきたが、ウリスは「望み」であると言う。そしてセレクターバトルの渦中に居たいという彼女は、勝ち抜く事を目的にしていた皆とは完全に逆を行く存在。 #selector_anime pic.twitter.com/EovSmnagwC
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 21
ここで気になるのは、伊緒奈やタマもウリスと同じような「永遠のバトル」を1期時点では望んでいたという事。
実はいまだに伊緒奈の望みは完全には明かされていない所がある(と感じる)のだが果たして・・・
バトルの渦中に居たいと望み、ルリグになりたいと思ったウリスが【白窓の部屋】に到達し、繭と会話するシーン。単にルリグになるだけなら夢幻少女になるだけで十分だと思われるが、少女ウリスは何を願ったのだろうか #selector_anime pic.twitter.com/6VN63yJjMy
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 21
少女ウリスの願いとして考えられるのは、「強くてバトルを楽しめる自分好みのセレクターの元に行く」というあたりが想像できるが、夢幻少女のシステム的に、そういう願いはありなのか気になる。
(伊緒奈の願いと少し似ている…?)
そして「少女ウリスのパートナーだったルリグ」はウリスの願いの為に今も何がしかの代償を支払いつづけているのだろうか?
また、少女ウリスは「バトルを楽しむ事と少女達の願いや希望を内側から破壊する事」が望みだったため、セレクターである少女ウリスからはなかなか解放してもらえなかったであろうという事は想像出来る。
(ルリグ自身もそういう破壊を求める人物だったかもしれないが・・・)
「ふさわしいセレクターが、あなたを待っている。そして・・・彼女の元へ行くには、その姿こそ相応しい」ここの台詞、繭は表情こそそんなに変わらないが最初の優しげな声色から、段々と邪悪な声色へと変わっていく。 #selector_anime pic.twitter.com/pCPjGmQppP
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 21
ユヅキやフタセを相手にしていた時には漏れださなかった繭の悪意が、ウリスと伊緒奈の話題では漏れだしてしまう。
「相応しいセレクター」というのは伊緒奈。「相応しい姿」は、現在のイオナと同じ様な衣装(胸以外)だと思われる。とはいえ実際に並べてみると意外と違いが多く見えるかもしれない #selector_anime pic.twitter.com/XfqayVspH1
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 21
繭は、娘である(らしい)伊緒奈の元に作中最凶のバトルサイコであるウリスを送りつけて、伊緒奈の黒い部分を刺激したのだと思われるが、繭に反発的に見える伊緒奈がなぜ母からの使者であるとまるわかりのあの姿を使ったのだろうか。
イオナはおそらくはタマと同じ様に(?)繭の手から離れて外界でルリグとなり、ルリグから夢幻少女となり身体を手に入れたと思われるが、
そこからまたセレクターバトルに参加したのは「バトルの快感」が忘れられなかったから?
それとも繭から何か命令でも受けて外界に出てきていたのだろうか?
ウリス「現実の世界なんてクソッタレよ」
というウリスが見るのは「窓越し」の外界。この作品において繭を象徴とするような窓越しカットで世界はクソッタレだと評するウリスの言葉は何か意味深。 #selector_anime pic.twitter.com/W3wNu7xRlR
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 21
「真実しかないバトルフィールドで、少女達の心を壊して何度でもルリグになる」と凄絶に語るウリス。彼女にとっては伊緒奈の身体でクソッタレな現実の世界に居るのはあまり楽しくない状況なのかもしれない。 #selector_anime pic.twitter.com/36uCL3DmhY
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 21
思い返してみれば、ウリスはルリグとして過ごしている間、とても楽しげでハイテンションだった。しかし伊緒奈として現実世界で過ごしている間はテンションがとても低く、不機嫌にも見える。
いちおう「浦添伊緒奈」という人間として過ごさねばならないからかもしれない。
段々とバトル熱が盛り上がってきた所に、一衣の「ダメ!」という声で茶々を入れられてイラっときたウリスという一連のシーン。目だけの表情変化と長台詞だけど、演技の緩急が素晴らしいので物足りなさはない。凄い。 #selector_anime pic.twitter.com/m4mVgQhByh
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 21
サイコパスなウリスが隣でバトルだけが生きがいだから今すぐバトルしよう!と言っているのに、「(バトルしちゃ)ダメだよるう子!」と言えちゃう一衣は、やっぱり強い子なんだろう。 #selector_anime pic.twitter.com/SnT7ObZfzT
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 21
「イオナ、タマ、そして・・・るう」
と頬杖をついてバトルを見守る繭。わずかだが確実に「タマ」という時だけ愛おしそうに繭はつぶやいている。枠に関してもタマだけは「閉じるための窓」がない。イオナの枠にはトゲ
#selector_anime pic.twitter.com/9LfwG9Eins
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 21
Bパート開始。るう子の家に電話がかかって来たのは9時半。多分一衣ママにしてはかなり我慢した方。 #selector_anime pic.twitter.com/gdunYY5lEv
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 21
「9時半ピッタリ」に電話がかかってきているのは、一衣ママが「9時半までは・・・!」と本当にギリギリまで我慢したっていう事なんだろう
縋る様に傷を触る晶。そんな彼女に気づいているのはミルルンひとりだけ。 #selector_anime pic.twitter.com/tzCA9ikm5y
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 21
フタセは成功の象徴であった「献本」を呪いの様に感じて振り落とし、
晶は破滅の象徴であった「傷跡」を絆の様に感じて縋っている。
一部で話題になった「子宮破壊キック」。母親との絆が何かと話題になるこのアニメでこれはよぎるものがある。 #selector_anime pic.twitter.com/4QiJ4BXUg7
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 21
ちなみに、タマのブーツは割りと高めのヒールなのでこのキックは相当痛いと思われる。下の画像は1期OP。刺さってる。 #selector_anime pic.twitter.com/QUO5CIqZJZ
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 21
タマにキックされてふっとんだイオナの事をかえりみずにすぐに攻撃指示をするるう子。それを見て満足気な表情をするイオナ。優しく心配されることよりもこっちの方がしっくりと来るのだろう。 #selector_anime pic.twitter.com/yo3o5ocRWf
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 21
ウリスは膝。
イオナは肘。
#selector_anime pic.twitter.com/B5bkHsueSH
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 21
7話のバトル中、目をそらしそうになる一衣に「何にもできないけど、目を背けちゃいけないんだ!」と言うユヅキは花代さんが自分の代わりに香月と結ばれるという現実を前にしても、確かに目を逸らさずに見届けていた #selector_anime pic.twitter.com/C5oU3CmSlK
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 23
ルリグになったユヅキはそういう「覚悟」をすでに終えているという事なのだろう。
先ほどもあった三段活用のアップ。今度は左目が出ている。心なしか表情もわかりやすい。メタ的な話、この辺りの最低限の表情変化描写は釘宮理恵の演技を信頼して、邪魔しない様にしているとも見える。 #selector_anime pic.twitter.com/JISQrDxm0Q
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 21
ウリスの表情比較。暗い方が現実世界。やはりバトルフィールドでのウリスは表情が出ている感じがする。 #selector_anime pic.twitter.com/9NlSjevGd0
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 21
ウリス「たっぷり可愛がってあげるわ! るう!」と、喜色満面のウリスに「あんなの見たこと無い・・・」とショックを受ける晶。(でも多分1期のバトルフィールドで見てる) #selector_anime pic.twitter.com/78sIIIZPMG
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 21
この時に晶が思い出しているのは「伊緒奈の顔をしたウリス」。
やっぱり晶にとって「伊緒奈の外見」はとても特別な存在なのだろうと思う。
ウリスへの傾倒も伊緒奈の外見という部分は無視できないと思われる。
…だとすれば目の前で「イオナ」と「伊緒奈の顔したウリス」が自分を無視してバトル(隠語)しているのだからショックは計り知れないものがあるだろう。
「壊れたあきらぶりー」を見るミルルン。特にショックを受けた様子もなくじっと見ている・・・。 #selector_anime pic.twitter.com/pIqNCH56dX
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 21
ふーんという感じの軽さ。
晶をほっといて「バロックディフェンス」について一衣に話しかけるミルルン。この場でこの子だけ明らかに異質。シリーズ全体からみてもカードの解説を詳しくしているので異質なシーン(笑) #selector_anime pic.twitter.com/mbeOvTdXs2
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 21
イオナが「とある一人の少女」の話をしはじめた途端、苛立ちを見せる繭。笑顔以外で彼女が生の感情らしきものを見せるのはコレが初めてではないか。 #selector_anime pic.twitter.com/ctH8EQNmt6
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 21
イオナが語る「一人の孤独な少女」のイメージ。繭の様なシルエットであることの他に、EDの建物のイメージもどこか重なる様な・・・? #selector_anime pic.twitter.com/Y85he8zUEb
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 21
「あの女、繭は・・・私達の母親・・・」
とイオナが言った時のそれぞれの反応。皆驚いているが、これは「真実」に対して驚いているのか、「真実を話したこと」に対してに驚いているのかはまだ判らない。 #selector_anime pic.twitter.com/EU8Zb2az5Q
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 21
繭の介入によって倒れるイオナ。1期の最終回もだったが、繭はルリグへの介入はいつでも好きにできるらしい。何かにつけ繭に反抗的なイオナだが、繭の手のひらの上だったということか。OPのラストがよぎる。 #selector_anime pic.twitter.com/yGTrxDORqA
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 21
「イオナはいけない子・・・不幸を生む、闇の少女だ・・・!」と苛立ちと共に言い放つ繭。「いけない子」という言葉にどことなく「母親」っぽい所も感じられるが、親子愛のようなモノは感じられない・・・。 #selector_anime pic.twitter.com/QExc09AhqL
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 21
溜まっていた分が多かったので、かなり長くなってしまいました。
この記事がselectorを楽しむための一助になれば幸いです。
ここからラストに向けてどう盛り上がっていくのか楽しみ!
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selector spread WIXOSS OP・EDに関してアレコレ
結局長らく放置してしまった。
1期の12話に関する記事も書きかけで置いてあるんでそのうちやると思いますが、とりあえずTwitterのまとめのお試しがてら2期OPに関してのツイートを集めた記事にしてみます。
selector2期のOP冒頭、右上を見るるう子→るう子(右上)をちらっと見たあとうつむく一衣→一衣に(右上に?)切なそうに手を伸ばすユヅキ(花代さん?)
OPの短い冒頭部分でキャラクターの心情や関係性が現れているように見えて面白い pic.twitter.com/RQo7uFIK7r
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 7
エルドラを振り回してるちより。・・・に見えるけど逆にエルドラがちよりを振り回してるようにも見えなくもない。 #selector_anime pic.twitter.com/lHp0ASZVSG
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 7
ゲスいキメ顔(ここの冒頭で視聴者を見ているのは彼女だけ)の後に笑顔で右に去っていくアキラッキー。ウリスは左に視線。(その後タマとイオナのカットがある)
#selector_anime pic.twitter.com/Iysh2dWQN3
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 7
selector1期と2期のOP冒頭シーンのキャラクターの比較。っていうかるう子だけ色が変わってる・・・。 #selector_anime pic.twitter.com/GkYimp4JXU
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 17
視線の方向は1期と2期でおおむね同じ。
るう子の色についてはまだ良くわからない。
1期も2期もあきらっきーだけが視聴者を向いている。
冒頭のラストにタマとイオナが出てきて(ふたりとも俯いている)それぞれ右と左に分かれていく。去っていくタマの手を「白い手」がつかもうとする。イオナの方には何もなし。 #selector_anime pic.twitter.com/rIv3OZkY0i
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 7
「白い手」は、繭か、るう子か、はたまたウリスかイオナか…
OP。これは皆気づいてると思うけど、あきらっきーってほっぺの傷があった場所触ってる。ウリス愛アピール。 #selector_anime pic.twitter.com/BUN7Zcu0XM
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 14
selector2期のOP、ちよりとエルドラと以外の1期から継続のバトル参加者達はみんな窓や格子越しにでてくる。そしてまたここでも対称的な、見つめ合うようなカタチの一衣とユヅキ #selector_anime pic.twitter.com/AovTBB1mw3
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 7
※実際のアニメーションでは、一衣とユヅキは背中合わせの様に表現されている。
他のメモはselectorバトルや繭関連のメモだけど「写真探すこと」ってなんだろう #selector_anime pic.twitter.com/S0LL6ifgzb
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 7
※追記※
ひょっして、この写真の事だろうか?↓
過去を語り終えたフタセが、文緒との写真をぱたんと倒す。その上には今のパートナーであるアン。暗喩的な映像に見える。 #selector_anime pic.twitter.com/3p6TmTxcmu
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 14
この写真をみるフタセには、文緒との友情や約束、そしてソレを失った悔恨を忘れたくないという複雑な思いがありそう。
あと、自分が誰なのかわからなくなってきているフタセが、フタセとして自身の姿が写っている写真を見ることで正気を保とうとしているとも取れる。
教室に居たるう子が「白と黒の煙」に巻かれ、イオナの様な影に取り込まれ、それは次にタマの様な影に変身する。取り込まれたるう子は何処かへ落ちていく。そしてその落ちた先はバトルフィールド。
#selector_anime pic.twitter.com/nJrkJHvqNt
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 7
この映像を素直に受け取ると、イオナもタマも同じくるう子をバトルフィールドへと落とす存在であるという事になるかもしれない。
2期OPで「いまクロスする」っていう所、"クロスする"が凄く不気味な歌い方でいい。 #selector_anime
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 7
ラストにタマとイオナが飛び立つシーンにはルリグを操るselectorが居ない。 #selector_anime pic.twitter.com/0Sor6WTbCJ
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 7
映像もかなり見応えがある作りをしていますが、しかしなんといっても歌が良いです。
1期の『killy killy JOKER』がものすごく素晴らしい歌なので、
2期のOP『world's end,girl's rondo』は最初どうかな?と思ったのですが、聞いていく内にどんどん好きになっていきました。聴き飽きません。
1期も2期も、曲は勿論歌詞がとても良い。
1期のOPから作詞作曲・歌の全部をやっておられるスーパーウーマンの分島花音さんは、かなり入れ込んでこの歌を書いたそうですが、1期の頃も大まかなシナリオを元に作詞をしたそうで、
1期も2期も、歌詞を読み込んでいくと、は色々な角度からselectorを感じ取る事ができる、味わい深いものになっています。
るう子は勿論、一衣や遊月、花代さん、伊緒奈の心情も歌詞からは感じられて、本当に聞き飽きません(2回め)。
と、こんな感じです。
Twitter引用便利ですね。画像の大きさは気をつけないといけないですが……。
更新は楽なので更新頻度はこれであげられるかもしれません。
追記:EDについても追加しておきます↓
白い空(?)飛んでいる2羽の青い鳥。1期のEDもそうだったけど、どこか夏を感じる映像。 #selector_anime pic.twitter.com/SqE76ew7r8
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 16
次に出てくるのがレコード。針が傷つけることで音楽(物語)が流れるという暗喩だとするとなかなかキツイものにもみえる。(流石にそこまで悪意まみれか? という気もするw) #selector_anime pic.twitter.com/UyyTiGTALv
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 16
大量の風鈴。夏のイメージだけど、これだけ大量にあると何か意味深。よわい風にでも振り回されて鳴いて(泣いて)しまうセレクターの少女達のイメージもあるかもしれない。 #selector_anime pic.twitter.com/w2KWDoehBi
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 16
日なたに向かい合って仲良さそうにイスが「3つ」。「白い」ちょうちょは影の「黒い」壁面に一匹でとまっている・・・。このイスに座っていた3人は誰なのか。 #selector_anime pic.twitter.com/fJYMBivv0s
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 16
「窓」越しに冬・夏が描写される。長い年月を感じる。最後に閉じ込められて外を見つめているように見えるタマ。 #selector_anime pic.twitter.com/9cGuzQlark
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 16
勇ましいるう子達3人のカットが終わった後、白い蝶が「闇」と「光」の部屋を横切る様に飛ぶ。 #selector_anime pic.twitter.com/0qN1Vk7Cdd
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 16
正確には「闇と光に明滅を繰り返す部屋を白い蝶が飛んでいる」
ラストには1期と同じく夏のイメージ。 #selector_anime pic.twitter.com/bzrTcR7vTt
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 16
「届かない憧憬、夏」を感じる様に作っているとインタビューで語られていたのですが、その通りに「青い空」や「半袖」や「海」など夏に関するイメージがふんだんに出てきていると思います。
歌詞についても、1期も2期も、様々な人物の心情や視点を拾うことが出来るように作られていて、歌詞がよく練りこまれていると感じられて素晴らしいと思います。(ちなみに監督が作詞)
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selector infected WIXOSS 第11話の感想・解釈・見解アレコレ
いよいよ終盤になって盛り上がってまいりましたウィクロス。第11話についてアレコレ。
※激しくネタバレを含む記事です。ご注意ください。
また、リアルタイム記事なので個人的な予想や憶測もかなり入り交じっています。
その辺りをご承知の上で読み進めていただければと思います。
Episode11 あの夏は憧憬
パソコンを使ってイオナにアクセスするため、兄ちゃんの部屋に入ったるう子。お尻がエロい。
兄ちゃんの部屋は半ば荷物置き場化してますね。
ピアノっぽい物がありますが、誰か弾いてるんでしょうか…。
テレビも液晶ではなくブラウン管で、かなり古そうです(テレビデオ?)
ドリキャスっぽいコントローラーが有る…(笑)
ユヅキ「るう子…さ…、悩んでる事とか考えてる事とかあったら、言いなよ」
るう子「やっぱり、るぅ…怖いのかな…。何考えてるかわからなくて…」
ユヅキ「いや違うって! そうじゃなくてっ、何でも自分で解決しようとして1人で抱え込んじゃうじゃん!」
(中略)
るう子「遊月は、どうしてそんなに優しいの…どうしてそんなに強いの…。るぅも、そんな風に…っ」
ユヅキの強さや優しさ、そしてルリグになっても変わらぬ友情に触れて、思わず涙ぐむるう子。
「そんな風に…(なりたい?)」と思った事は、るう子の大きな変化ですね。
「遊月を、タマを、ルリグカードになった子たち皆を元の世界に戻したい! それがるぅの願い! 何を犠牲にしても叶えたい、ただひとつの願い!」
「何を犠牲にしても叶えたい」とかいきなりちょっと物騒な事を言ってるるう子なんですが、しかしそれこそが、るう子がこれまで見てきたセレクターバトルの姿であり、るう子がそんな風になりたいと願った遊月あるいは一衣(もしかしたらあきらっきー)の強さなのかもしれません。
どんな犠牲を払ってでも願いを叶えると息巻くるう子に、
ユヅキは「セレクターバトルで叶う願いは、普通の女の子に叶えられる願いだけ」と告げます。
そして繭がセレクターバトルについて語るシーン。
セレクターバトルに捧げられた少女達の願い…。
その多くは、絶対に叶えられない願いではありません。
常識…保身…、それらが願いの実現を妨げているだけ。
けれど、ルリグはソレに縛られてはいられない。
セレクターの願いを拒否し続ければ、自分は永遠にカードの外に出られないのだから…。
外の世界に憧れるルリグは、少しでも叶う可能性のある願いならばしがみつく。
その願いの実現のため、どんな汚い手でも使う。
夢限少女になったら、必ず願いを叶えなければなりません。
願いを了承し、契約が完全となったら最後。
願いを叶えられなければ……
夢限少女は消える――
この繭の説明で、これまでのルリグの行動理由の大体の理屈解き明かされました。
- 花代さんは、「香月と恋人同士になりたい」という遊月の願いを了承して夢限少女になり、契約を果たした。
- 緑子は、「友達が欲しい」という一衣のとてもささやかな願いの前に、最後までルリグとして心が揺れ動いてしまった。
- ピルルクは、「伊緒奈の破滅」というアキラの願い(あるいは自分がアキラになる事自体)を拒否して、カードの外に出ない事を選んだ。
願いの成就に、ウィクロスパワーで多少はアシストが入るのか、それとも全く何のアシストも無いのかどうかまでは不明ですが、最低限努力なり行動なりすれば叶えられる範囲の事でなければ消えてしまうということなので、ルリグ達は担当のセレクターをなだめてすかして願いを聞き出し、実現可能なモノを願うように誘導しているのでしょう。
願いを誘導する時にルールの根幹について言うわけにもいかないので、ルリグの事情はかなり複雑です…。
花代さんが、「セレクターバトルの結果を覆すのは不可能」とあえて断言したのは、入れ替わった後の自分に願いの矛先を向けられないようにという自己保身も幾らかあるのでしょうが、希望をもたせるにはあまりに不確定要素が多すぎるし、せっかくの遊月の願いを反故にされるのは困るからなのでしょう。
…余談
あきらっきーにトドメを刺された「病気持ちの子」
セレクターバトルに願うくらいだから不治の病なのかと思っていましたが、ルリグが願いに了承しているとしたら、少なくとも「手術すれば治る病気」なのでしょう。
仮にものすごく献身的でセレクター想いなルリグだった場合、「不治の病を治す」という願いを叶える事自体は不可能だが、セレクターは現在の病に蝕まれた身体から解放されルリグになって生き残ることが出来るからそれでいいと思っている…という事でバトルしているのかもしれません(妄想激しい)
タマ「出来るかもしれない。タマ、わかんないけど…出来るような気がする。ルリグになっちゃった子たち…もとに戻すの…」
繭 「無限少女が、皆普通の少女とは限りません。中には不思議なチカラを抱えた特別な少女が居るかもしれない」
最後の希望の鍵か、それとも絶望への布石か。
彼女達は、自分たちはセレクターに選ばれた少女であるという下地があるので、こういう言葉にはぐらりとくるものが有るでしょう。実際には呪いの様なものだと判っていても、すでに彼女たちは超常のチカラを目の当たりにし、自分の手にしている訳ですから。
「話す事なんて、何もありません。私は、浦添伊緒奈のファンの集いに参加します。私と話があるなら、バトルフィールドで会いましょう」
別人に見えるほど覚悟完了している一衣。彼女の中で一体どんな変化があったのでしょうか…?
一衣は気絶する前にセレクターバトルのルールを聞いていますが、それと関係することなのでしょうか。
でもタクシー乗りながら「浦添伊緒奈のファンの集いに参加します!」って啖呵切ってたのはちょっと面白かったですね(笑)
後ろでは一衣ママが状況が飲み込めずに心配そうにしてるし…。次倒れたら伊緒奈が表紙のファッション雑誌買ってきそうだ…。
るうちゃんはね、ばあちゃんの宝物。
るうちゃんがいいことだって思うなら、それはばあちゃんにとっても、素敵なことよ。
思うよう、おやりなさい。願いは叶うはずよ。優しいるうちゃんの願いはきっと…。
ばあちゃんの言葉に勇気づけられて、自分の願いを貫こうと決心するるう子。
帰宅した時に別居中の母から丁度このタイミングで電話が来ていたりするあたりは、ちょっと遊月・香月の外堀がどんどん埋められていった時の事が頭をよぎりますね…。
タマ、ずっとうちに居るといいよ
一緒に朝ごはん食べて一緒に学校にいって
遊月とも一衣ともお友達になって
今はお休み中だけど、夏になると角の甘味屋さん美味しいソフトクリーム売ってくれるから
一緒に買って帰ろう……
憧憬の夏…。
るう子のカット、どうにも後ろから3人を見つめている様に見えて、OPのラストのカットとイメージがかぶります。
あまつさえ1人だけ影の中にいる……。
佐藤監督のインタビューでの発言によれば、
「夏は、一番遠く離れた季節。今は届かない願いの暗喩」
エンディングの歌詞にも、届かない夏雲という言葉があり……。
「皆さん、私のファンの集い…いえ、セレクターだけのウィクロスパーティーにようこそ」
1話からずっと印象的に描かれてきたビルが決戦の場所。
それにしてもアカギとかカイジを思い出すこの舞台装置…(笑)
なにげにこのビルの持ち主が伊緒奈さんの父親という事で、伊緒奈がご令嬢である事が発覚。
自分の快楽のためのウィクロスパーティー開催という動機と合わせて、
この人が脳裏をちらつきます(笑
ウィクロスパーティーはトーナメント制。よく見るとシードもありますね。
伊緒奈と戦えるのは勝ち残った1人。まぁ伊緒奈は強者以外と戦う事はあまり望んでいないのでしょう。
トーナメント制は、無駄な犠牲を増やさないという建前と、自分は雑魚とはあんまり戦いたくないという本音を上手く使い分けてる感じですね。
ところでこの謎のお手伝い達…これは浦添家の召使いか何かなのでしょうか…。
怪しげな衣装なので、この中のどれかにあきらっきーがいるんじゃないかと期待してしまいます(笑)
「ごめんなさい…っ きっと勝ち抜いて、あなたのことも救ってみせるから!」
全くもって不確かで危険性を孕んだ願いであるにも関わらず、迷いを見せないるう子。
るう子の願いが、すべてのセレクターにとっての救済たりえるとは言えないのに、るう子はもう止まらない。
バトルをせがんでいたタマの方がためらっています…。
「こうなりましたね…」
「おしゃべり、してくれるんだよね…?」
「バトルフィールドでなら…」
「「オープン!」」
余計な言葉は要らないとばかりに火蓋を切る二人。
るう子は一衣の事も負かして、それでも願いを叶えるつもりですね。
一衣はここまで勝ち上がってきているから、少なくともこれで3敗目になる事はないはずという打算もあるにはあるのでしょうが…。
伊緒奈「生まれる気配ないね。夢限少女」
ウリス「えぇ。ただ、三回敗けたセレクターはもう現れてるみたいねぇ」
伊緒奈「あの場所に行くんだ…。あの白い部屋…アイツの待つ場所」
どうやら、伊緒奈は一度あの『白い部屋』を知っている様ですね。
伊緒奈は一応、「自分は普通の家庭に生まれた」という様なことを発言しているので、
少なくとも一度は夢限少女に到達している事は確実です。
もしかすると、何度も何度もルリグとしてもセレクターとしてもバトルをしてきたのかもしれません…。
現在の伊緒奈の置かれている境遇は、
金持ちの令嬢であり、人気トップクラスの読者モデル。
恐らくですが、元々の伊緒奈の身体の持ち主だったセレクターは「大人気の読モになりたい」と「ルリグ(現在の伊緒奈)」に願ったのでしょう。
そう考えてみると、伊緒奈はどことなくつまらなそうに読モの仕事をこなしていたようにも思えます。
セレクターバトルの義務から生じた事だからと考えると辻褄は合います。
義務だからと、どこかつまらなそうにしながらトップ君臨している伊緒奈を見て、あきらっきーはさぞかし不愉快だったことでしょうね…。
あと、もしかしたら親の資産やコネもフル活用して邪魔者を無慈悲に排除しながら上り詰めていったのかも…?
立場を利用している事を考えると、伊緒奈ルリグとして読モになりたいという願いに誘導した可能性もありますね…。
ここまで長々と書いておいてなんですが、願いは「読モ」では全然なくて、現在進行形で実行中のウィクロスパーティーに関係している事…という事も考えられます。
いやぁ…ミステリアスな伊緒奈の過去を妄想するのめっちゃ楽しい…。
週一リアルタイム視聴、リアルタイム感想の醍醐味ですね!
一衣に苦戦するるう子。
もともと一衣はカードゲームが強くなる素養はあったみたいですし、恐らくるう子への対策もしっかりとしてきたのでしょう。
もう願いは叶っている。自分たち3人が友達だったんだと一衣に呼びかけるユヅキとるう子。
しかし一衣は、「やっぱり何も聞きたくない! 私は私の願いを叶えたい!」と悲痛に叫ぶ。
ユヅキとるう子は、一衣は「友達が欲しい」と願っているんだと思っていますが
それに対して一衣は違うと言っています。……?
どうやら、ユヅキ・るう子の二人と、一衣とで「一衣が願っているはずの事」にすれ違いが生じているようです。
さて、一衣の願いとは何でしょうか?
ユヅキ達は一衣の友達はもう居るんだと言っていますが、一衣の、もしかしたら一番大事な友達が1人足りていません。
それは緑子さん。
遊月や、あきらっきーはセレクターバトルによって奪われるばかりでしたが、一衣はそうではありませんでした。
一衣は、自分が情けないバトルをしてきたばっかりに三回敗けて、失ってしまったルリグの親友を取り戻そうとしているんじゃないかと思います…。
考えすぎかもしれませんが(っていうか願いの予想が外れてたらかなり恥ずかしい)、
一衣を励ますユヅキの姿は緑子のソレとダブりますね…。
伊緒奈「コレが私にとって、浦添伊緒奈としての、最後の戦い」
ウリス「そぉね。あなたと一緒に戦えて楽しかったわ伊緒奈。あなたみたいなクソッタレとねぇ!」
このセリフは、伊緒奈が次のバトルで夢限少女になる事が決定しているという事なんでしょう。
つまり、何らかの要因で伊緒奈の願いをウリスが叶えられる算段がついた。
ウリスが伊緒奈を「クソッタレ」と罵っているのは、
- 伊緒奈がバトル欲を満たしたいがために少女たちの夢を食い散らかしているのを目の当たりにしてきたから
- 夢限少女として願いを叶えるためにあくどいことをしまくってきたから
- 何度も何度もルリグとセレクターを往復して被害を広げてきたから
- もっと大きなクソッタレな事を企んでいるから
他にも色々と思いつきますが、伊緒奈の過去は本当に気になるのでどこかでフィーチャーしてほしいですね。
さて、今回も記事作成が遅れに遅れたせいで、あと2時間後くらいには最終回が始まってしまいます。
どんな結末が待っているのか…とても楽しみです。
一応、最終回も感想を書く予定なので、よければまた読みにいらしてください。
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selector infected WIXOSS 第10話の感想と個人的見解アレコレ
今回もウィクロス。第10話についてアレコレ。
※激しくネタバレを含む記事です。ご注意ください。
また、リアルタイム記事なので個人的な予想や憶測もかなり入り交じっています。
その辺りをご承知の上で読み進めていただければと思います。
Episode10 あの思いは漂着
ユヅキのセレクターバトルに関するネタばらしを聞いて、連鎖的に記憶が頭を駆け巡る一衣。
ここで最後に大きく緑子さんが出てくる辺りに、一衣が緑子さんを本当に「友達」だと思っていたんだと感じられますね…。
気を失ったのが緑子さんの記憶だったのは、やっぱり一番の友達だと思っていたからでしょうか。
セレクターバトルをする前に気を失って倒れる一衣。
救急車を呼ぶようにるう子に指示するユヅキ。
ここのワンシーンは純粋に以前の関係みたいでしたね。
細かい話ですが、
一衣は携帯電話持っていて、るう子は携帯電話を持っていないんですね。
一衣の場合は、両親が持たせたのかもしれませんが、
るう子は本当に「別に友達とか欲しくない」んだなぁと。
るう子がばあちゃんに電話をかけるシーン。
ここでもるう子は携帯ではなく公衆電話で電話を掛けています。
おばあちゃんはるう子の夕食を作って、蚊帳を掛けておいてありますね。
細かいですが生活感が感じられる良い絵だと思います。
ところで、
熊の置物がパンダなんですがこれは……(笑)
トロフィーは、おばあちゃんがゲーム大会とかでとったものでしょうか…?
遊月がセレクターバトルとして願いを叶えて、ユヅキになった謎の白い空間(タカラトミー本社)
病院の様な白さと、檻にも見える鉄格子に囲まれた場所。
全体的に色調が暗めなこのアニメでは、この白さ・明るさが印象に残ります。
おっぱいも大きくなってます。
「はじめまして…遊月さん。私は…繭(まゆ)――」
謎をいろいろ知っていそうな繭。
現時点で明かされている情報はとても少ないですが、雰囲気は限りなくタマに似ていると思います。
色の他にイヤリングの形や、ぱっくりと割れた服などタマと繭は見るからに共通点が多い。
「ひどい花代さん…ひどいよ…っ」
「ルリグは、真実をセレクターに教えてはいけません。このルールを破り、真実を知ったセレクターがバトルを拒否すれば、ルリグは永遠にカードの外に出る機会を失う」
裏切りを目の当たりにして花代さんへの恨みの言葉が漏れた遊月が、直後にルリグの宿命を聞かされて花代さんの立場を身を持って理解させられる。
ここの繭の言葉は若干解釈が分かれる所かもしれませんが、
あえて「外にでる機会を失う」と言っているので、「ルリグは真実を教えてはいけない」という言葉は3敗ペナルティのようなルールではなく、単純なアドバイスなのではないかなと思います。
ルリグになり一衣の所に現れたユヅキの言動のひとつひとつが、花代さんを思い起こさせますね。
ユヅキ自身も、自分と花代さんとの出会いを思い出しながら一衣に話しかけているんでしょう…。
(オラキターとは言わなかったけど)
「外の世界に出たい…一衣を傷つけることになったとしても。香月に…香月に会いたい…」
「(一衣に)願いなんてないって分かってた…。それでも、すがらずにはいられなかった…」
「外の世界に出たい」というルリグ少女達の望みは当然の事ですね。
「すがらずにはいられなかった」という言葉は、ユヅキの心境をとても良く表していると思います。
特にユヅキの場合は……。
「私…願い…ある…。友達、友達が…欲しい…」
友達が出来ない身体になった一衣でしたが、「友達が欲しい」という願いはまだ彼女の中にありました。
触る度に頭痛に襲われる日記帳やシュシュも手放さずに大事にしている一衣の姿は、ユヅキには「幼稚園の頃に描いた絵」を捨てられずに引き出しに仕舞っていた自分とダブって映ったかもしれません。
「あんなに辛い思いしたのに、あんなに痛い思いしたのにさ…まだ言うんだよ…」
という言葉も、なんだか自分自身のことについて言っているようにも見えます…。
この辺りのルリグがセレクターを見ての感情の動きは、花代・緑子の両名も感じていた事なのでしょうね。
「分かった。一衣の願いを叶えよう」
「泣かれちゃおしまいだよ。女の涙にはかなわないって、あれ…ホントだね」
妙に男前なセリフですが、たぶん遊月って本来的にはこういうこと言う娘なんでしょうね。
ちなみに、遊月も花代さんに願いを吐露したとき泣いていました。(涙自体の描写は無いですが)
「誰かを犠牲にしないと叶わない願い…。花代さんもこんな気持ちでいたのかなって…」
カードの中に入ってルリグ化してしまうことで、いやでも自分を騙したルリグの状況や心情が分かる。
自分がルリグになってどうするのかは、セレクター時代に接していたルリグとの関係性や願いの内容によってまた違ってくるのでしょうが、遊月と花代さんの場合は戦友としての絆や信頼みたいなものがあったみたいですね。
バトルで真実を話したのは、一衣にバトルを降りてもらうため。
友達である一衣を犠牲にしてまで元の世界に戻りたくは無い。(セリフ要約)
うーむ、一見筋が通っている様な気もするんですが、それを説明するのに本当にバトルが必要だったんでしょうか。
心の何処かではまだどこか"すがっている"様な気も少しします。
セレクターを大事に思っていながらもルールについて言い出せなかった緑子や花代さん達と同様に…。
「もう、紅林遊月として生きられないなら…紅林遊月として香月を愛せないなら、そんなのなんの意味もない…っ」
「愛してもらえないなら」ではなくて、「愛せないなら」って言う辺りがめっちゃ男前です…。
この状況に陥って、色々考えた末に「誰かの身体に入れ替わって香月を愛する事には意味が無い」という彼女は、相変わらずとても真っ直ぐな子です。
この言葉が、後の花代さんへの感謝の言葉につながっている部分なのかなと思います。
「怖いの…。一衣、優しい子だったのに何を考えているのか判らなくて…怖いの…っ」
うつろな目をしたノイローゼ気味な一衣母。
食事もろくに食べずに伏せっていた娘が、外で倒れて救急車で運ばれたと報せを受けてやってきたのですから仕方のないことでしょう…。
よく見ると、るう子の手が小刻みにふるえています。
優しそうなお母さんに見える一衣母から「何を考えているか判らなくて怖い」というピンポイントなトラウマワードが出てきて、かなりダメージを受けているのでしょう…。
しかし一衣母はなんというか登場する度にことごとく地雷を踏んでいる感じですね…。
仮にるう子も一衣と同じような状況になった末に育児放棄されたのだとしたら、るう子は既に一度3回負けて願いを失っている状態という事になるのかもしれません。
あるいは、セレクターバトルに関するすべての記憶がないタマも…?
「香月の恋人でいたい。こんな時しか恋人でいられないから。ウチにはお父さんとお母さんがいるし。学校には皆がいるし。傘が一本だけなら、姉弟でくっついて歩いていてもおかしくないでしょ…」
香月と花代さんの様子を見に来たユヅキ。
花代さんはしっかりと遊月の願い通り(もしかしたらソレ以上)にカップルしていています…。
…ところでこんな冬の寒い夜中に「ちょっとコンビニまで」何を買いに行くんですかね!?(下衆)
香月「小さいころからそうだった。ずっとボクを引っ張って、守ってくれた」
花代「そうだよね。好きだったんだ。ずっと――」
香月「だから…これからは遊月を守る。ボクは遊月の…恋人だから」
遊月がずっと理想として思い描いていたであろう、このシチェーション。
もしかしたら、花代さんは遊月の記憶の中にあった妄想シーンを再現していたりするのかも雪に喜ぶ所とか…。
しかしルリグになってしまったユヅキは見ている事しかできません…。
るう子を一瞥し、コクリと頷く花代さん…。
ここも色んな解釈が可能ですが、個人的には
「自分が遊月の代わりとなって香月を守り、愛する」という遊月の願いをきちんと引き継ぐよという固い決意の様に見えました。
6話で遊月に向かって宣誓していた「私はアンタのルリグだ」という言葉は、遊月の願いは契約にしたがってしっかりと守り通すよという意味だった様に思えます。
ただ、そこで遊月は「他の誰かに香月を取られる位ならいっそ消えてしまいたい」と言っているのですが…
「願い、叶えてくれたんだね…。私の願い…叶えてくれた…。ありがとう…花代さん…っ」
このセリフに戸惑った人も多いと思いますが、
ルリグの宿命を知ったユヅキが、たとえ中身は花代さんでも紅林遊月と紅林香月が愛し合っているという事実を成し得た事に対して、願いを叶えてくれてありがとうと言っているのだと自分は解釈します。
外に出た元ルリグに、セレクターの願いを叶える義務が生じているのかどうかは、まだこの時点では何とも言えない所です。
もしかしたら、ルリグ側がセレクターの願いを叶える気があるかどうかというのが例の"夢限少女になる条件"かもしれません。
「友達ができて、嬉しくて楽しくて…。それで、るぅも…友達のために何か出来るかな…」
るう子の可愛さが凝縮されたシーン。全体的に無防備でまさしく「あどけない少女」って感じです。まだちょっと前まで小学生でした感があってとても良いですね。スタッフはよく判ってる人がいるのだなと思います。
セレクターバトルの真実を知って、るう子よりも悩んでいたタマ。
逆にるう子は割りと軽い感じでタマに話しかけていて、るう子のちょっとずれた感じが垣間見えた気もします…。
情報処理の授業中を受けているっぽいるう子。あまり得意ではない様子…(笑)
イオナがTwitterでセレクターを募る書き込み。
「メッセージ送ったけど何の反応もない」らしい。
ちなみに、現実のTwitterにも同様の書き込みが存在しています。
浦添イオナ ファンの集い
選択をする者に告げる
選択を迫られし者に・・・
選択を拒まぬ者に・・・
#selector
— 浦添 伊緒奈 (@iona_ulith) 2014, 6月 5
ちなみにこのツイート、世界各国から返信されています
→https://twitter.com/iona_ulith/status/474614824702185474
やたらと言われている「BATTORU!!」は、タマの「ばとうー!」の事でしょうかね(笑)
携帯も持たずTwitterもやってなさそうなるう子にはこのツイートは割りと奇跡的に伝わった形なんですが…、まぁイオナさんの事なのでいざとなればるう子の家まで迎えにきてたことでしょう(笑
今回は遅くなってしまい記事内容も少し駆け足気味で申し訳ありませんが、以上10話感想でした。
果たして、次回の「ファンの集い」にあきらっきーは出てくるのか!?
関西ではもうあと少しでオンエアされる11話が楽しみです!
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selector infected WIXOSS 第9話の感想とアレコレ
前回に引き続き、selector infected WIXOSSについての記事です。
※激しくネタバレを含む記事です。ご注意ください。
また、リアルタイム記事なので個人的な予想や憶測もかなり入り交じっています。
その辺りをご承知の上で読み進めていただければと思います。
さて、
今回のエピソードで、ルリグとセレクターの入れ替わりというルールがほぼ確定しました。
これで前回の記事が、ある程度真実味を帯びてきたと思います。
リアルタイム更新とはいえ、まるっきり的外れで赤っ恥という可能性もあったので胸を撫で下ろしています…(笑)
Episode09 その真実は無情
遊月「初めてだったんだ…本当の自分の気持ち…誰かに話せたの…」
花代「遊月…」
遊月「ありがとう…花代さん…」
暗いの部屋の中で懺悔するかのように花代さんに告白する遊月…という回想シーンからスタート。
前回の次回予告の「ありがとう花代さん」という言葉が気になっていた自分としてはいきなりきたかー!って感じのスタートでした。
このシーンで、カーテンの隙間から光が花代さんに向かって差し込んでいるのですが、
- 遊月が心を開いてくれたという花代さんにとっての光
- 花代さんという理解者とセレクターバトルという超常の力を手に入れた遊月にとっての光
- あるいは、二人共にとっての光
――と、色々な意味を読み取る事ができそうな印象的なシーンです…。
何度か見返していて思ったんですが、オープニングのこのシーン、
セレクターの少女達がまるでカードの中にいるかのような絵になっているんですね。
その他にも色々と深読みできそうな映像で作られていて、分島花音さんの素晴らしい歌声と、意味深な歌詞も合わさりお気に入りのオープニングです。
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いきなりきたかー!第二弾。
開始早々シャワーシーンで度肝を抜かれましたが、
実際にはまだ関係が進展した訳ではなく、花代さんが肉体を再び手に入れた事を実感しているかのようなシーンでした。
そこにすかさず香月という男を絡めてくる辺りが非常にこのアニメらしいですね(笑)
もちろん遊月の願いがどうなるかという事もあるのですが、
復活=肉体=感覚=性(セックス)的な、視聴者にイメージの想起をさせる手腕が本当に抜かりない。
るう子の登校シーン。
「アキラってまだ行方不明なの?」
「うん。全然家に帰ってないんだって。もう一週間くらい」
噂になってるあきらっきー。
一週間家に帰らないとなるとなかなか辛そうですが、彼女ならきっと大丈夫でしょう(謎の安心感)
ひょっとして電車の乗客の中に潜んでるんじゃないかと緊張しながら探してみましたが、流石に居ませんでした。
(提供画面には亡霊みたいになっておじさんの背広の中に登場してたけど…)
学校では遊月と香月の「インモラルな噂」が広まっています。
でも花代さんはこれっぽっちも気にした様子無し。
ところで花代さん、多分遊月の時代からだけど上靴を素足履きなんですね…!(だから何)
香月が、ほのか(ポンデリング娘)に詰め寄るシーン。
至る所でヘイトをあつめているほのかちゃんですが、
このシーンだけを素直に見るとどうも取り巻き連中の方が話を大きくしたみたいですね。
ほのかちゃんは、いわゆる悪い意味で天然な子なんでしょう。
まぁ、いきなり「キスしろ」とか言う娘でもあるので、彼女の言葉を額面通りに受け取るのも難しい所ではあるのですが…。
クラスメイトから言われない中傷を受けて、心理的に孤立していく香月。
花代さんは特に香月に助け舟を出したり否定したりすることなく、静観。
この加速度的な香月の孤立は、まさに遊月が打ちのめされてきた世界との対立なんですがひょっとしてこれは「願い」の効果の一部なんでしょうか…?
余談ですが、この教室のシーンのガヤ(ヒソヒソ話)がめっちゃ上手くて、聞いてるだけで心がざわつきますね…。
屋上で1人空を見上げてたそがれる香月の元に現れる花代さん。
実は、冒頭の回想シーンを除いて花代さんはここに至るまで一言も言葉を発して居ない。
ある程度もう分かってはいるはずの声の入れ替わりなのだけど(一応中身の入れ替わりについてはこの時点ではまだ確定ではない)、
ここまで一言も喋らせないことで、視聴者の遊月・花代への興味と緊張感を改めて引き出していると思う。
実際自分はここでまた遊月が川澄声になっていることに少し息を呑んだ。
とか何とか言ってたらいきなり告白!
花代「私…香月が好き…子供の頃からずっと好きだった…」
回想シーン。
ナレーション(?)は花代さんで記憶の中の実際の声は遊月というのが異様な雰囲気を醸し出していますね…。
なんとなくこれは花代さんが遊月から聞いたエピソードではなく、遊月の記憶が花代さんに移植されているのだという事を表しているのかなーとも感じます。
余談ですが、小学生時代の遊月って友達多かったんですね…。輪の中心にいる感じだし…。
「香月くんって、好きな人いるのかな?」
「す、好きとかそういうの気持ち悪いって…言ってたよ…」
友達にも嘘をついて香月から女を遠ざけようとしていた遊月。
なにげに小学生時代からモテモテの香月…。
周りの女の子達が成長して色気づいていくと共に、遊月の友達は段々減っていったのかもしれません…。
ところで…、
もしかして、同じ人…?
髪型はポンデリングが付いていてよく似ていますし、小学校→中学校という生活圏内なら十分あり得ることですが…。
仮に同じ人だったとすると、ほのかちゃんは香月の事をずっと好きで、遊月の嘘「好きとか気持ち悪いって言ってた」を真に受けて、香月の心変わりを待ち続けていたという可能性がありますね。そしていつまでたっても振り向いてくれない事に、遊月からの影響を疑い始めた…。
小学生時代からずっと遊月と香月の動向を見ていたなら、遊月の変化も見ていたでしょうしね…。
前回の「キスして!」は、そういった積み重ねの上でついに溢れでた言葉なのかもしれません。それでも「どうかしてる…」という感想は否めませんが…。
それでも一生…香月を好きでいる…。
香月に彼女が出来て、結婚して、子供が生まれて、それでも一生嘘をつき続けて…。
おばあさんになっても、一生、ひとりで。一生好きでいようって…
遊月はずっと、香月と結ばれてはならない世界に何度も何度も絶望して、香月に彼女が出来る事に怯えながら暮らしていたのでしょう。
このシーンは花代さんがやってきて、セレクターバトルで願いが叶えられると知った後の話ですが、その時点でもまだ遊月には迷いがあったようですね…。
「私は花代。よろしくね!」
時系列が少し前後してますが、改めて遊月と花代さんとの出会いの回想。
花代さんは自分で名前を名乗っているんですね。かと言って本名かどうかは不明ですが。
ここで、花代さんの声は香月には全く聞こえていないということがもう一度繰り返されているんですが、
思えば香月って、遊月が言っているセレクターバトル関連のことを全く疑ってないんですよね。
願いが叶う事とか、花代さんの事とか。
香月にありのまま話しちゃう遊月もすごいんですが、(実際るう子はおばあちゃんには話せなかった)
遊月が言っていることをありのままに信じちゃう香月もなかなか…。
遊月が花代さんに願いを話すシーン。
黒いクレヨンで塗りつぶして封じていた香月への想いが、願いが叶うという魔力によって再び色づいてしまった遊月。切ない。
色んな人が言っていたのですが、このシーンで花代さんが「減るもんじゃなし、言うだけ言ってみたら」と言ってるんですが、セレクターバトルのルール的に減るよねっていう(笑)
「よし、叶えよっか。その願い…叶えよう!」って言葉はめっちゃ頼れる姉御なんですけどね…
本当に一生懸命…
まっすぐ…まっすぐ頑張って…
まっすぐ傷ついて…まっすぐ傷つけて――
花代さんは時折、遊月の事を思い出すかのような言葉遣いになりますね。
個人的にはこのあたりが花代さんの憎めない所というか、いまだに花代さんは「私はアンタのルリグだ」という言葉を本当はまだ裏切っていないんじゃないか?と少し感じていたりもします。
香月と一緒に居られるなら
どれだけ傷ついても世界中を敵に回しても
すべてを失っても構わない
私は香月が好き
花代さんからの息を呑むような告白。
"遊月"がずっと心のなかに秘めていた言葉。ついに言うことのできなかった言葉。
ここまで正面切って香月に告白することが出来たのは、間違いなく花代さんだからだと思います。
"願いを叶えられる自分"になるというのは、つまるところそういう意味なのでしょうか。
世界がひっくりかえるような告白に、思わず香月は逃げ出してしまいます。
しかし、ついさっき世界中から敵対されたかのような気分を味わっていた香月には、花代さんからのこの言葉は深く突き刺さったことでしょう…。
放課後、一緒に帰ろうと香月を誘いに来た花代さん。隣にるう子はいない。
香月は昼休みの告白を聞いた後、かばんも持たずに学校から消えてしまっていた。
そしてヒソヒソと嗤いながら遊月を見ているほのかちゃんの取り巻き三人組。
やっぱりこいつらが諸悪の根源っぽいぞ!! ほのかちゃんは(あんまり)悪くなかったんや!
るう子を気遣って、「バトル我慢できる」とまで言うタマ。変われば変わるものです…。
しかし――
現れた一衣と遊月。
「セレクターバトルはもうしたくないって割にはまだタマと一緒にいるんだね。仲良しだから仕方ないか」
この言葉は、
- 願いがかなった後でも緑子さんと一緒に居た一衣
- ペナルティに怯えながらもバトルを捨てられなかった遊月自身
どちらにも当てはまる事ですね…。
ところで遊月さん…なんというかだいぶおっぱいがご立派になっている気がするんですが…
ま、まぁメディアが変わる時におっぱいが大きくなることは良くある事ですよね…。
TCGは見た目が命ですし…!
一衣と私の願いの願いのためにバトルして!とるう子に迫る遊月。
《オープン》していないこの時点では
セレクターバトルのルールや一衣と自分の願いの内容については話さないあたり、しっかりと彼女もルリグになっていますね…。
開かれたバトルフィールド(←)は、黒い雷が落ちる場所。
以前の優しい光のあふれる場所(→)ではありません…。
セレクターバトルの真実について語る遊月。
一衣が後ろに居るにも関わらず、全てを暴露するのは既にそのルールについて一衣に公開しているからなのでしょう。
何故わざわざ一衣に情報を公開したのかと考えると、一衣が友達だったからというセンチメンタルな理由ではなく、恐らく一衣がルリグになることを望むような状況にいるからなのでしょう。
二人の現在の状況から目的を推察すると、
一衣……一生友達の出来ない身体で怯えて生きたくない。一度ルリグになって人生やりなおしたい
遊月……一衣に成り変われれば、香月との間にある障害は取り除かれるし、香月さえ居れば友達なんて要らない。
といった具合でしょうか…。
しかし、3回勝つだけならるう子に戦いを挑むのは正直あまり得策とも思えない気がするので、何か他にも目論見があるのかもしれません…。
遊月の描いた絵を見ながら、どこか哀しそうに「遊月…」と呟いている花代さん。
そこに香月がやってくる(あるいは先に帰宅していた?)。ノックもせずに遊月の部屋の扉を開ける香月…。
王子様の香月を描いたんだ。香月のお嫁さんになるんだって…
でも、それはいけない事だって知って、消そうとしたの何度も何度も、
上から塗りつぶして…こんなに必死に…
だけど、消せなかった――
なんとなくですが、口調が花代さんになってるような…。
遊月の想いを代弁しているかのようにも聞こえます…。
消せない…。ぼくも…ぼくだって、想いを消せなかった。
「自分もずっと遊月の事が好きだったが、姉弟だからってその気持ちを気づかないふりをしていた…」
と告白する香月。もうどうなっても構わないと言って"遊月の身体"を抱きしめます。
……香月を落としたのは間違いなく花代さんの手腕によるものだと思いますが、"願い"の効力は一体どの程度この結果に影響しているのでしょうか。
こういう曖昧さをはらんだシナリオが本当に良く効いている作品だなと思います。
「良かった…。願いが…かなった…」
ここで彼女が見せている涙なんですが、ここまでの話の流れ的に「遊月の願いがかなった事への涙」にも見えますし、
遊月の記憶が宿った花代さん自身も、香月への想いがとても大きくなっているので花代さん自身の涙としても何もおかしくはありません。
こうして考えると、身体をルリグに取って代わられたとしても、記憶が移植されるのであればセレクターの"願い"を成り代わったルリグによって反故にされてしまうという可能性は低そう…?
それに、記憶は引き継がれて性格はルリグの物に変わるということで、「願いを叶えられる自分になる」という表現が割りとしっくり来ることも確かです…。
…ふと思うのは、
性格が花代さん寄りになっていたとして、遊月の記憶が完全に移植されているとするのなら、この現在の遊月というのは本当に花代さんといえる存在なのでしょうか…?(哲学的問題)
あと、ピルルクたんがあきらっきーとの入れ替わりを拒否していたっぽいのは、あきらっきーの記憶が自分に流れこんできて人格が擬似あきらっきーみたくなってしまうのがまっぴらごめんだからって理由だったりする…?
貴女は…ルリグになる…
謎のイメージ。謎の声。(タカラトミー開発部?)
遊月がルリグに加工された時の記憶の様ですが…。(ここでおっぱい大きくしてもらった…?)
予定よりかなり長くなってしまいましたが、今回はこのへんで終わりです。お疲れ様でした。
今回は割愛しますが、次回予告も色々と期待を抱かせてくれていて楽しみです。
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