selector infected WIXOSS 第10話の感想と個人的見解アレコレ

今回もウィクロス。第10話についてアレコレ。
※激しくネタバレを含む記事です。ご注意ください。
また、リアルタイム記事なので個人的な予想や憶測もかなり入り交じっています。
その辺りをご承知の上で読み進めていただければと思います。








Episode10 あの思いは漂着


 
ユヅキのセレクターバトルに関するネタばらしを聞いて、連鎖的に記憶が頭を駆け巡る一衣。
ここで最後に大きく緑子さんが出てくる辺りに、一衣が緑子さんを本当に「友達」だと思っていたんだと感じられますね…。
気を失ったのが緑子さんの記憶だったのは、やっぱり一番の友達だと思っていたからでしょうか。




 
セレクターバトルをする前に気を失って倒れる一衣。
救急車を呼ぶようにるう子に指示するユヅキ。
ここのワンシーンは純粋に以前の関係みたいでしたね。
細かい話ですが、
一衣は携帯電話持っていて、るう子は携帯電話を持っていないんですね。
一衣の場合は、両親が持たせたのかもしれませんが、
るう子は本当に「別に友達とか欲しくない」んだなぁと。



 
るう子がばあちゃんに電話をかけるシーン。
ここでもるう子は携帯ではなく公衆電話で電話を掛けています。
おばあちゃんはるう子の夕食を作って、蚊帳を掛けておいてありますね。
細かいですが生活感が感じられる良い絵だと思います。


ところで、

熊の置物がパンダなんですがこれは……(笑)
トロフィーは、おばあちゃんがゲーム大会とかでとったものでしょうか…?




 
遊月がセレクターバトルとして願いを叶えて、ユヅキになった謎の白い空間タカラトミー本社)
病院の様な白さと、檻にも見える鉄格子に囲まれた場所。
全体的に色調が暗めなこのアニメでは、この白さ・明るさが印象に残ります。
おっぱいも大きくなってます。


 
「はじめまして…遊月さん。私は…繭(まゆ)――」
謎をいろいろ知っていそうな繭。
現時点で明かされている情報はとても少ないですが、雰囲気は限りなくタマに似ていると思います。


 
色の他にイヤリングの形や、ぱっくりと割れた服などタマと繭は見るからに共通点が多い。




 
「ひどい花代さん…ひどいよ…っ」
「ルリグは、真実をセレクターに教えてはいけません。このルールを破り、真実を知ったセレクターがバトルを拒否すれば、ルリグは永遠にカードの外に出る機会を失う」
裏切りを目の当たりにして花代さんへの恨みの言葉が漏れた遊月が、直後にルリグの宿命を聞かされて花代さんの立場を身を持って理解させられる


ここの繭の言葉は若干解釈が分かれる所かもしれませんが、
あえて「外にでる機会を失う」と言っているので、「ルリグは真実を教えてはいけない」という言葉は3敗ペナルティのようなルールではなく、単純なアドバイスなのではないかなと思います。




 
ルリグになり一衣の所に現れたユヅキの言動のひとつひとつが、花代さんを思い起こさせますね。
ユヅキ自身も、自分と花代さんとの出会いを思い出しながら一衣に話しかけているんでしょう…。
(オラキターとは言わなかったけど)


 
「外の世界に出たい…一衣を傷つけることになったとしても。香月に…香月に会いたい…」
「(一衣に)願いなんてないって分かってた…。それでも、すがらずにはいられなかった…」
「外の世界に出たい」というルリグ少女達の望みは当然の事ですね。
「すがらずにはいられなかった」という言葉は、ユヅキの心境をとても良く表していると思います。
特にユヅキの場合は……。





 
「私…願い…ある…。友達、友達が…欲しい…」
友達が出来ない身体になった一衣でしたが、「友達が欲しい」という願いはまだ彼女の中にありました。
触る度に頭痛に襲われる日記帳やシュシュも手放さずに大事にしている一衣の姿は、ユヅキには「幼稚園の頃に描いた絵」を捨てられずに引き出しに仕舞っていた自分とダブって映ったかもしれません。


「あんなに辛い思いしたのに、あんなに痛い思いしたのにさ…まだ言うんだよ…」
という言葉も、なんだか自分自身のことについて言っているようにも見えます…。
この辺りのルリグがセレクターを見ての感情の動きは、花代・緑子の両名も感じていた事なのでしょうね。





 
「分かった。一衣の願いを叶えよう」
「泣かれちゃおしまいだよ。女の涙にはかなわないって、あれ…ホントだね」
妙に男前なセリフですが、たぶん遊月って本来的にはこういうこと言う娘なんでしょうね。
ちなみに、遊月も花代さんに願いを吐露したとき泣いていました。(涙自体の描写は無いですが)




 
「誰かを犠牲にしないと叶わない願い…。花代さんもこんな気持ちでいたのかなって…」
カードの中に入ってルリグ化してしまうことで、いやでも自分を騙したルリグの状況や心情が分かる。
自分がルリグになってどうするのかは、セレクター時代に接していたルリグとの関係性や願いの内容によってまた違ってくるのでしょうが、遊月と花代さんの場合は戦友としての絆や信頼みたいなものがあったみたいですね。





バトルで真実を話したのは、一衣にバトルを降りてもらうため。
友達である一衣を犠牲にしてまで元の世界に戻りたくは無い。(セリフ要約)
うーむ、一見筋が通っている様な気もするんですが、それを説明するのに本当にバトルが必要だったんでしょうか。
心の何処かではまだどこか"すがっている"様な気も少しします。
セレクターを大事に思っていながらもルールについて言い出せなかった緑子や花代さん達と同様に…。





「もう、紅林遊月として生きられないなら…紅林遊月として香月を愛せないなら、そんなのなんの意味もない…っ」
「愛してもらえないなら」ではなくて、「愛せないなら」って言う辺りがめっちゃ男前です…。
この状況に陥って、色々考えた末に「誰かの身体に入れ替わって香月を愛する事には意味が無い」という彼女は、相変わらずとても真っ直ぐな子です。
この言葉が、後の花代さんへの感謝の言葉につながっている部分なのかなと思います。




 
「怖いの…。一衣、優しい子だったのに何を考えているのか判らなくて…怖いの…っ」
うつろな目をしたノイローゼ気味な一衣母。
食事もろくに食べずに伏せっていた娘が、外で倒れて救急車で運ばれたと報せを受けてやってきたのですから仕方のないことでしょう…。
よく見ると、るう子の手が小刻みにふるえています。
優しそうなお母さんに見える一衣母から「何を考えているか判らなくて怖い」というピンポイントなトラウマワードが出てきて、かなりダメージを受けているのでしょう…。
しかし一衣母はなんというか登場する度にことごとく地雷を踏んでいる感じですね…。


仮にるう子も一衣と同じような状況になった末に育児放棄されたのだとしたら、るう子は既に一度3回負けて願いを失っている状態という事になるのかもしれません。
あるいは、セレクターバトルに関するすべての記憶がないタマも…?




 
 
「香月の恋人でいたい。こんな時しか恋人でいられないから。ウチにはお父さんとお母さんがいるし。学校には皆がいるし。傘が一本だけなら、姉弟でくっついて歩いていてもおかしくないでしょ…」
香月と花代さんの様子を見に来たユヅキ。
花代さんはしっかりと遊月の願い通り(もしかしたらソレ以上)にカップルしていています…。
…ところでこんな冬の寒い夜中に「ちょっとコンビニまで」何を買いに行くんですかね!?(下衆)




 
 
香月「小さいころからそうだった。ずっとボクを引っ張って、守ってくれた」
花代「そうだよね。好きだったんだ。ずっと――」
香月「だから…これからは遊月を守る。ボクは遊月の…恋人だから」
遊月がずっと理想として思い描いていたであろう、このシチェーション。
もしかしたら、花代さんは遊月の記憶の中にあった妄想シーンを再現していたりするのかも雪に喜ぶ所とか…。
しかしルリグになってしまったユヅキは見ている事しかできません…。



るう子を一瞥し、コクリと頷く花代さん…。
ここも色んな解釈が可能ですが、個人的には
「自分が遊月の代わりとなって香月を守り、愛する」という遊月の願いをきちんと引き継ぐよという固い決意の様に見えました。
6話で遊月に向かって宣誓していた「私はアンタのルリグだ」という言葉は、遊月の願いは契約にしたがってしっかりと守り通すよという意味だった様に思えます。
ただ、そこで遊月は「他の誰かに香月を取られる位ならいっそ消えてしまいたい」と言っているのですが…





「願い、叶えてくれたんだね…。私の願い…叶えてくれた…。ありがとう…花代さん…っ」
このセリフに戸惑った人も多いと思いますが、
ルリグの宿命を知ったユヅキが、たとえ中身は花代さんでも紅林遊月と紅林香月が愛し合っているという事実を成し得た事に対して、願いを叶えてくれてありがとうと言っているのだと自分は解釈します。


外に出た元ルリグに、セレクターの願いを叶える義務が生じているのかどうかは、まだこの時点では何とも言えない所です。
もしかしたら、ルリグ側がセレクターの願いを叶える気があるかどうかというのが例の"夢限少女になる条件"かもしれません。




 
 
「友達ができて、嬉しくて楽しくて…。それで、るぅも…友達のために何か出来るかな…」
るう子の可愛さが凝縮されたシーン。全体的に無防備でまさしく「あどけない少女」って感じです。まだちょっと前まで小学生でした感があってとても良いですね。スタッフはよく判ってる人がいるのだなと思います。




 
セレクターバトルの真実を知って、るう子よりも悩んでいたタマ。
逆にるう子は割りと軽い感じでタマに話しかけていて、るう子のちょっとずれた感じが垣間見えた気もします…。





情報処理の授業中を受けているっぽいるう子。あまり得意ではない様子…(笑)



イオナTwitterセレクターを募る書き込み。
「メッセージ送ったけど何の反応もない」らしい。
ちなみに、現実のTwitterにも同様の書き込みが存在しています。



ちなみにこのツイート、世界各国から返信されています
 →https://twitter.com/iona_ulith/status/474614824702185474
やたらと言われている「BATTORU!!」は、タマの「ばとうー!」の事でしょうかね(笑)




携帯も持たずTwitterもやってなさそうなるう子にはこのツイートは割りと奇跡的に伝わった形なんですが…、まぁイオナさんの事なのでいざとなればるう子の家まで迎えにきてたことでしょう(笑




今回は遅くなってしまい記事内容も少し駆け足気味で申し訳ありませんが、以上10話感想でした。
果たして、次回の「ファンの集い」にあきらっきーは出てくるのか!?
関西ではもうあと少しでオンエアされる11話が楽しみです!




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