selector spread WIXOSS(2期) 10話感想・解釈などの自ツイートまとめ
selector2期10話に関する自ツイートのまとめです。
「宗教の勧誘とかですか?! それとも、ねずみ講的な?!」
記憶を無くしたちよりが発した言葉なんだけど、セレクターバトルのシステムはネズミ講的な側面があるのでズバリ言い当てている節もある。 #selector_anime pic.twitter.com/7zplz7Hl5A
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 12
メタ的な話をすると、selectorシリーズは前回繭が言っていた「クロは別の人になっちゃった」とか、繭の過去を聞いた晶が「そんなことどうでもいい!」と言ったりとか、視聴者への牽制球みたいな台詞が時々うまく挟みこんであって面白い
JC以外立入禁止みたいな風情もある背景描写 #selector_anime pic.twitter.com/lNofTHl9WM
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 12
なかなか衝撃的なシーン。こういう所で予想を裏切ってくるというか、視聴者のなかで積み上がってきた設定に対する神秘性みたいなものを崩してくるのもこのシリーズの特徴かもしれない #selector_anime pic.twitter.com/I1L643bIeV
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 12
selectorシリーズは結構設定やシステムに関しては雑に扱ってるというか、システムや設定には穴があるって感じに扱ってる気がするね。自覚的に。繭の過去に関しての答え合わせしてる最中にも「そんなことどうでもいい」って晶に言わせてみたりして。 #selector_anime
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 10
外界を見下ろしながら思い出を語るウリス。ボスの風格。対して晶は、影と窓の描き方の具合から「暗い場所からウリスを見上げている」風にも見える。 #selector_anime pic.twitter.com/YxsJy8jDt2
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 12
こういう所で本当に上手く視聴者の印象を操作していると感じる。
晶が自分とウリスについて語る場面。反転という隠喩表現や、水面に映った姿にも見えるし、底面の主みたいな風にも見える。いろいろ考えてみたけど、これだという考えには至れず、面白いけどまだよく判ってないシーン… #selector_anime pic.twitter.com/Hp5oPGvpAK
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 12
カメラワークは上からしたに落ちていくので、「相手が落ちていく様を見る事を望むウリス」という言葉とはリンクしていると思う。
「阿呆かと思ったけど、案外自分の事がわかってるじゃない」と言うウリスだけど、晶って元から自己評価自体はあんまり高くないと思うので、ここで阿呆じゃない答えに到達できたのは、晶自身についてじゃなく、ウリスの事を考えて理解できたからなんだろうと思う #selector_anime
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 12
で、ウリスの側はといえば、晶の望みを全くわかっていない(まぁわかるわけないんだけどw)。
晶は、ウリスの本性や、ウリスから自分へ向けられていた感情について完全に理解していたのに、ここでついにハッキリと「想いの差」が描かれてしまった。哀しい。
「この顔にアナタと同じような傷をつけるとか?」これも視聴者がさんざん思っていた、晶の望みの1候補をズバリと言った形だと思う。 #selector_anime pic.twitter.com/3nJaNlLFIL
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 12
セリフ回しの巧妙さ。
2話と10話の対比。ウリスにされたことを晶は完全になぞっている。本当に晶はウリスに強烈に影響されているし自分の方を向いて欲しいのだという想いも感じられる。 #selector_anime pic.twitter.com/RSsgx0evoq
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 12
話の直後のウリスの様子。(左2話・右10話)一応それなりに想いは通じたのかもしれない。 #selector_anime pic.twitter.com/c1FU1Kr4Qs
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 12
晶「行くぞ! クソッタレがぁぁ!」クソッタレというウリスの決め台詞をここでも出してくる辺り、やはり相当な愛を感じる。 #selector_anime pic.twitter.com/przDETNGI2
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 12
香月「あの店、シングルの品揃え良かったね」シングルというのはTCGのレアカードなんかを1枚でバラ売りしてる事。つまり香月は遊月(花代さん)とのデートにカードショップをチョイスしてるってことだ!!! #selector_anime pic.twitter.com/4Ypal1eePJ
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 12
車を避けた時に、香月の手が胸に触れている事(?)にハッとして、香月の手をやんわりと払って、「あ、お茶でも飲む?」と言う花代さん。香月が不信に思ったのはこの辺りの何気ない距離感への違和感からだと思う。 #selector_anime pic.twitter.com/ZNnEYTQvkJ
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 12
恋人になるまではかなり一直線に攻めていっていた花代さんだけど、その後は戸惑いと不安がまだまだあるのだと思う。あるいは罪悪感か。
香月に「なんか変だよ」と言われた花代さんが苦し紛れに「前にも言っていたよね」と返しているが、ここでの「前」と言うのは、1期5話で願いが反転すると判明して遊月が花代さんと喧嘩している所に香月が来たシーン #selector_anime pic.twitter.com/dR81EjhhWM
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 12
引き出しの中から花代さんは遊月と香月のやりとりを聞いていたので「この前も変って言ってたよね」と返せるんだけど、これは香月を無理にでも黙らせる方向に行ってしまっている。「香月と恋人続けるための手札」が彼女の中で尽きかけているんじゃないかとも感じる
フタセの「小説家にならなければならない」という託された願いは、ある程度は自分自身との戦いという部分が大きいから頑張りようもあるんだけど、花代さんの場合は相手がいる事でしかも恋愛で尚且つインモラル(!)なので持続させるのはかなり大変だと思う。
「前の私と、今の私どっちが好き!?」って「仕事と私のどっちが大事?」よりも答えようもない二択なんだけど、様子を見るに計算づくで言っているという訳でも無さそう。花代さんはかなり追い詰められてるんだろう。 #selector_anime pic.twitter.com/DhsU1I0chy
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 12
スピンオフかつ未確定なのだけど、おそらく人間の頃の花代さんはこんな感じで、そこまで色恋沙汰に強いわけでもなさそう。フタセが小説家として行き詰まった事と同じ様に、花代さんも行き詰まりを感じているのかも #selector_anime pic.twitter.com/vebLwo6Mk5
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 12
ヒトの中身がコロコロと入れ変わっててそれで生活大丈夫なの?って偶に言われるselectorだけど、「思春期の少女達って"そういう生き物"だよね」みたいな意識が根底にあるんじゃないかと。1期の頃から。今回の花代さんの台詞でもそういう事を言ってたし。
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 10
そもそも思春期の少女というものが色々な意味で移ろいやすい存在であり、自分自身の変化についても不安を感じているというのはリアリティがあると思うので、「前の私と、今の私どっちが好き!?」は、少女の発言としては全く正しい。この辺りの少女という存在を描く巧みさはselectorの特色であり美しさ。
だから、少女達は中身が入れ替わっても生活していけるし、伊緒奈ちゃんも元の生活に戻っていくことができる。
「浦添伊緒奈」に会いたければと指定された場所はデパートの屋上公園。チラチラと映る幼児用のプラスチック製の遊具が、コレまでのウリスとは違う雰囲気を感じさせ、幼さや優しさという物を示唆している風にも感じる #selector_anime pic.twitter.com/x9BpNdMK11
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 12
伊緒奈ちゃん(解りやすいのでこう呼ぶ)は、ルリグを「ルリグ」と呼んでみたり、ある意味で箱入り娘で幼さを感じさせたりして、シロ・クロと名づけたり豪華な部屋に閉じ込められている繭と実は似ている部分が多い。 #selector_anime pic.twitter.com/QygKhoEcqH
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 12
高校入試のための本を移動中に読んでいる伊緒奈ちゃん「周囲からの期待によって息が詰まりそう」というのは「孤独すら分からずに孤独に押しつぶされそうになっていた」という繭とは対になっている風にも思える。 #selector_anime pic.twitter.com/OxJyIBHq5M
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 12
ちなみにここでの背景はトンネル。圧迫感と閉塞感。 #selector_anime pic.twitter.com/bp6J3mEcwc
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 12
伊緒奈ちゃんに自分の願いを全否定された形となった繭がパニックになっているシーン。直前に伊緒奈ちゃんは「全てを知ることになった」と言っているが、恐らく何を言っても暖簾に腕押しだったから色々といつもより繭が喋っちゃったんじゃないかと思う pic.twitter.com/6u5CKt7bN3
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 12
「わかった? 怒ってる?」と繰り返し訊ねている辺り、繭は結構頑張って説明したんじゃないかなあと…w そしてそれに対する答えが「そういうのは別にどうでもいい」という伊緒奈ちゃんの果てしない諦観だったので繭はキレちゃった。
実際に繭は二言三言声をかけるだけで絶望していた遊月を相手にしているときなどは凄く余裕ぶっている。
繭にとっての「怪物」みたいな少女であるところの伊緒奈ちゃんが、自分の半身であるクロから送り込まれてきたというのは皮肉でもあり運命でもあると思う
伊緒奈ちゃんのキャラ付けは「繭キラー」だったり「晶がイラツキそうな子」だったりするのだけれど、それが今までに明かされた伊緒奈ちゃんの境遇(全てを持ちえている財閥の娘)と凄く自然に接続されているように感じられて、かなり上手く作ってあるなと感じる(メタな視点)。
伊緒奈ちゃんの「私は、私の事も、他人の事も、どうでもいいって思ってたけど」という言葉に一瞬顔を曇らせるるう子。これは、一衣達と出会うまでのるう子が「願いも無く友達も別に要らない」という子だったからだろう #selector_anime pic.twitter.com/yXQ6Jko0Xc
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 12
白窓の部屋の描写。ノイズ音と共に一瞬黒くなる。EDでは描かれていた描写だが本編では初。現在の繭の不安定さ、タマが黒化した事を表しているのだろうと思う。 #selector_anime pic.twitter.com/zwf16ieIaP
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 12
喧嘩をした親子の様な構図。下に水を描き込まれた水の影響で、見ていると何となく足元がフワフワとした不安定感みたいなものに襲われる。 #selector_anime pic.twitter.com/XMtzUhblwp
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 12
タマを探しているるう子達。横断歩道を渡らず(クロスせず)、脇道に逸れて奥へ奥へと迷いこんでいくような印象を強く受ける構図になっていると思う。信号も赤。 #selector_anime pic.twitter.com/1XWEdxSGH4
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 12
「悪い子のタマは、るぅの知ってるタマじゃない」バトルして勝つ事が悪い事だと言うタマ。黒化している事があるとはいえ、1期序盤の頃に言っていた事とは完全に反転している。 #selector_anime
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 12
「悪い子のクロ」だったイオナはタマに負けて良い子になりつつあり、逆に「良い子のシロ」だったタマはイオナやミルルンに勝って悪い子になりつつある。物語が佳境に入り、OPの歌詞の通り「光と闇が重なり」はじめている。
「タマが破っちゃった。るぅとの約束」と言った直後、「タマは、るぅのお願いを叶えなくちゃ」と言う。約束は守れないけど願いは叶えると決意したタマ。で、まず最初に伊緒奈ちゃんをカードから救った形になったのか #selector_anime pic.twitter.com/QUbxaExyUk
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 12
タマも繭も、夢幻少女になったはずのウリスの事を全く気にしていない感じなんだけど彼女は一体どうなったんだろうか・・・
伊緒奈ちゃんはルリグとして地獄めぐりをした結果、自分が恵まれた環境にいるという事には気づいたけど(元々判っては居たのかも?)、結局は浦添伊緒奈としての生活に戻らざるをえなくて、「ごめんね」って言ってたのが辛い生活を押し付けたことに関してだったとしたら伊緒奈ちゃんこれから辛そうだな
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 10
伊緒奈ちゃん、自分の身体の事はルリグになったあとも気にしてただろうから、ちゃんとモデルとしてステップアップしていってるのを見てて「ありがとう、ごめんね」なのかな。「自分も他人もどうでもいい」って思って嫌になって押し付けたから余計に。
#selector_anime
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 10
浦添伊緒奈はとくに気にしていなくても目についてしまう存在ではある。
別れ際に伊緒奈ちゃんは階段を昇っていく。この大きく長い階段は、彼女が浦添財閥の娘としてこれから昇っていかねばならない宿命を表しているように見える。(新宿駅の階段らしく、昇った先は迷路のようなのだとか…) #selector_anime pic.twitter.com/P6TIFKI6QR
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 12
隣にエスカレーター(?)とか、もう少し細い階段あるけど、クソでかい階段のど真ん中を昇っていくっていう描写はこれからの伊緒奈ちゃんが頑張っていくしかない境遇みたいなものを隠喩しているようにも見える気がする。。
Cry 出口の無い迷路の街 鳴る鈴の音
I do 与えられた今を捨てて 歩き出すのさ
ってめっちゃ伊緒奈ちゃんだな
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 10
※2期EDの歌詞
イオナの新しい名前について提案をするるう子。直前までかなりシリアスな話をしていた所に急に差し込んでいるのが何とも女子中学生らしい印象を受ける。 #selector_anime pic.twitter.com/8q0TqBiAIC
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 12
繭と暮らしていた頃の「雪の思い出」について語っているシーンのBGM、寂しさと神秘性と盛り上がりの一連の演出を最高に引き立てていると思う。映像も「白と黒」で「雪と静寂」を表現しているのが印象的。
#selector_anime pic.twitter.com/dNMafvU3b7
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 12
ここのBGMの使われ方は本当に最高なので確かめられる人は確認してみてほしい。
ラスト、キレた繭に檻に閉じ込められたタマが闇に呑まれる。その後に渦の様な物が見えるが、これは夢幻少女が誕生する時と同じ描写のように見えるが果たして・・・。(右は遊月が夢幻少女になった時のもの) #selector_anime pic.twitter.com/KoQIZwFP2G
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 12
繭視点から見ると、10話は「ルール違反」が怒涛のようにやってきてるのが本当に可哀想だし面白い。
少女達からすると、繭の願いや定めたルールはすごく不条理なんだけど、
繭からしても少女達はせっかく考えたルールとか平気で破ってくるし願いは無いとか理解も出来ないし、ものすごく不条理な存在。
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